カゼインホスホペプチド(CPP)
牛乳のタンパク質であるカゼインは、体内に入ると消化液によって各種のペプチドに生成されます。
カゼインホスホペプチド(CPP)はそのペプチドの一種で、カゼインがすい臓分泌されるトリプシンという消化酵素によって分解されてできる成分です。
CPPはカルシウムや鉄などのミネラル類を溶けやすくして吸収を高める作用があるので、日本人に不足しがちなカルシウムを効率良く吸収するためには欠かせない栄養素であり、骨粗鬆症の予防・改善に力を発揮します。
小魚や野菜に比べて、乳製品がカルシウムの供給源として優れているのは、牛乳にはCPPを筆頭にほかにも、カルシウムの吸収を促進してくれる乳糖やビタミンDも含まれているからです。
また、動脈硬化や脳卒中もカルシウム不足と関係があり、その予防としてもCPPを摂取すると良いでしょう。
カゼインホスホペプチド(カゼイン)が含まれている食品
カルシウムの吸収率
- 牛乳:37~71%
- 小魚:25~53%
- 野菜:5~27%
牛乳のカルシウムは、他のカルシウムに比べて吸収率が高いのは、牛乳に含まれるCPPが、カルシウムの吸収を促進しているからです。
CPPの上手な摂り方
牛乳や乳製品に含まれるCPPは、カルシウムの吸収を助ける大切な働きをします。
牛乳が苦手な人は、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品を料理に上手に使いましょう。
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材料
- カッテージチーズ100g、トマト150g、キュウリ1/4本、セロリ20g、玉ネギ10g、ニンニク少量、水1/2カップ。
調味料A(酢大さじ1.5杯、白ワイン大さじ0.5杯、塩・コショウ各少々、カッテージチーズ15g、あらびき黒コショウ少々)
作り方
- トマトは皮をむき、種を取り、一口大に切る。
- キュウリ、セロリ、玉ネギは2cm角に切る。
- ミキサーに1.と2.とカッテージチーズとニンニクと水を入れ、滑らかになるまで混ぜる。その後、鍋に移して煮る。
- 調味料Aで味を調える。
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