γ-リノレン酸(ガンマリノレン酸)
γ-リノレン酸は生体の中でリノール酸からホルモンの様な働きをするプロスタグランジンと呼ばれる物質を作る過程で酵素(デルター6一デサチュラーゼ)によって生成される不飽和脂肪酸です。
リノール酸は身体の中で合成や蓄積のできない物質で食事の摂取によってのみ取りこまれる必須栄養素です。
プロスタグランジンは生体の中で非常に重要な役割をもつ物質で,生体の細胞の成長や新陳代謝、さらに免疫系の調節や炎症の調節に深く関与しています。
通常、生体内ではリノール酸からγ-リノレン酸に変換されますが,糖尿病や高コレステロール血症,多量のアルコール飲用,老化,風邪やインフルエンザなどにより酵素の働きが妨害されて変換されないことがあります。このようなケースではγ-リノレン酸を直接飲むと効果があります。
あまにリノレン酸(Linolenic acid)は植物の亜麻仁(リンシード Linseed)から発見され命名されました。
多くの植物の葉に存在し,特に月見草種子に7~10%,ボラージ油に18~26%,黒すぐり油に15~ 20%,きのこ類に6~24%などに含まれ,母乳中にもあります。
生体内のいろいろな機能をコントロールする生理活性物質のプロスタグランジンの解明から γリノレン酸が研究されました。栄養素として利用されるだけでなく,アトピー性湿疹の治療にも使用されています。
γ-リノレン酸の作用 、働き
- 高血圧予防、動脈硬化予防、肥満予防
- 血中コレステロールを減少させ,動脈硬化や高血圧に有効である。
- 肥満に対して有用。
- 免疫力を高めて慢性湿疹やガンの予防に可能性がある。
- 小児のアトピー性湿疹にγ一リノレン酸として270mg/日を投与したところ有効との報告がある。
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