免疫力を高める健康
食べ物・栄養食品
効果効能ナビ
脂質の摂取基準・取り方
スポンサーリンク
脂質は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とで構成されていて、動植物ともに両者が含まれています。
飽和脂肪酸に含まれるコレステロールは敵視されがちですが、細胞膜や胆汁酸、ビタミンD、ホルモンを作る重要な働きがあるので、ある程度は取らなければなりません。
一方、不飽和脂肪酸にはリノール酸やオレイン酸、魚の脂肪に含まれるDHAやEPA・IPAといった、コレステロールを減らす効果のある脂肪酸が含まれています。
脂質はこの両者をバランスよくとる事が大切です。
年齢 | 目標量(%エネルギー) |
男女 | |
0~5ヵ月 | 50(目安量) |
6~11ヵ月 | 40(目安量) |
1~2才 | 20以上30未満 |
3~5才 | 20以上30未満 |
6~7才 | 20以上30未満 |
8~9才 | 20以上30未満 |
10~11才 | 20以上30未満 |
12~14才 | 20以上30未満 |
15~17才 | 20以上30未満 |
18~29才 | 20以上30未満 |
30~49才 | 20以上25未満 |
50~69才 | 20以上25未満 |
70歳以上 | 20以上25未満 |
※「%エネルギー」は、1日に摂取するエネルギーに占める脂質の割合。
脂質を多く含む主な食品(100g相当)
分類 | 食 品 | 含有量(g) |
穀類 | コーンフレーク | 83.6 |
精白米 | 77.1 | |
胚芽精米 | 75.3 | |
玄米 | 73.8 | |
もち | 50.3 | |
食パン | 46.7 | |
野菜 | さつまいも | 31.5 |
とうもろこし | 16.8 | |
かぼちゃ | 10.9 | |
果物 | 干し柿 | 71.3 |
バナナ | 22.5 | |
ぶどう | 15.7 |
ビタミンEなどの脂溶性のビタミンは、脂質と合わることで吸収率がぐっと高まります。
ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐため、アンチエイジングに効果を発揮します。
また、ビタミンEが不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ効果も期待できます。
油脂類の主成分である脂肪酸は、空気に触れると酸化が進み、老化を進めたり発がんのリスクを高める過酸化脂質をつくります。
予防するには、ビタミンCが効果的です。
油の酸化を防いでくれるため、揚げ物にレモンやカボスを搾るなど料理に取り入れると良いでしょう。
酢に含まれる酢酸は、胃壁を刺激して胃液の分泌を促進し、消化を助けます。
脂質は消化スピードが遅く、胃もたれや消化不良を招くこともあるため、脂質を多く含む料理には酢を使ったり、食事のはじめに酢の物を食べるようにすると良いでしょう。
オリーブ油やゴマ油、ひまわり油、コーン油、菜種油など、植物性の油は比較的酸化しにくく、調理油として使用するのにおすすめです。
基本的には2~3ヵ月で使い切るようにします。
保存するときは、油の容器に空気が入らないように、きちんと密封することが大切です。
食 品 | 脂質量(g) |
サラダ油 大さじ1(13g) | 13.0 |
牛サーロイン肉 和牛(100g) | 23.3 |
さば 1切れ(100g) | 16.5 |
マヨネーズ 卵黄型大さじ1(14g) | 10.1 |
1日の所要量は成人の場合で50~70gです。