乳酸菌

乳酸菌とは、乳酸やブドウ糖を利用して増殖し、糖を分解して乳酸を産生する菌の総称です。

ビフィズス菌やアシドフィルス菌が代表的な善玉菌です。
通常、腸内細菌の20%ほどが乳酸菌ですが、加齢とともに腸内細菌の分布が変化し、悪玉菌が増えやすくなります。
 
腸内環境を整え健康を維持するために、乳酸菌・ビフィズス菌が注目されています。
なお、オリゴ糖は、乳酸菌が利用する糖類であり、サプリメントにも配合されています。

人の腸内には約100種類100兆個以上の菌が存在します。
人の体によい作用をもつものを「善玉菌」、好ましくない作用をもつものを「悪玉菌」と呼んでいます。

腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が増えると、体調不良を生じます。
 
善玉菌の代表が乳酸菌です。
乳酸菌の中では、ヨーグルトやチーズなどの発酵に利用されるビフィズス菌やアシドフィルス菌がよく知られています。
通常、ビフィズス菌は小腸に、アシドフィルス菌は大腸に存在しています。
 
腸内細菌の20%ほどを占める乳酸菌は、加齢とともに減少し、ウェルシュ菌などの悪玉菌が増える傾向にあります。
そこで、ビフィズス菌などの善玉菌を摂ることで、腸内環境を適切に保つことが大切となります。

乳酸菌の効能効果

腸内細菌叢のバランス調整、有害菌の増殖抑制作用、免疫賦活作用、下痢の予防や治療効果、腸のぜん動運動の調整効果など。



乳酸菌の効能効果根拠

乳酸菌の作用を検証した臨床試験は数多く報告されており、下痢の予防や治療といった整腸作用、抗生物質の服用によって生じる下痢の治療、アトピー性皮膚炎の改善、カンジダ性膣炎の再発予防に対する効果が確認されています。

たとえば、81人の入院中の小児に投与した臨床試験や、204人の小児に15カ月間投与した研究において、乳酸菌が下痢の予防に効果があったと報告されています。
 
また、カンジダ性膣炎を繰り返している33人の女性を対象にした臨床試験では、乳酸菌投与群において、再発率が有意に低下したといいます。

ビフィズス菌の血中脂質低下作用に対する試験

・試験デザイン:プラセボを対照とした無作為一重盲検試験

  • 対象:健康で血清総コレステロール値220~280mg/dlの男性(28~60歳)
  • 人数:32人
  • 投与量:ビフィズス菌(BL1)ヨーグルト群、プラセボ群(通常の乳酸菌のヨーグルト群)それぞれ100mlを3回/日4週間
  • ビフィズス菌(BL1)ヨーグルト群は血清総コレステロール値、LDLコレステロール値、中性脂肪値において有意に低下しました。

乳酸菌の摂取方法

1日あたり10億~100億個以上のビフィズス菌を摂取します。短期間では効果が期待できないので、継続して利用します。
 
なお、下痢に対する治療目的の場合、通常量の数倍を摂取することも可能です。

乳酸菌の注意する点

乳酸菌、ビフィズス菌はヨーグルトなどの発酵食品で昔から食経験がある安全性の高い成分であり、乳幼児や高齢者に対しても、使用できます。特に、問題となる健康被害や副作用は確認されていません。

他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないと考えられます。
ただし、抗生物質は、乳酸菌の効果を減弱させます。



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