ローヤルゼリー

ローヤルゼリーは蜜蜂の体内で合成され、咽頭腺(唾液腺に相当)などから分泌されるクリーム状の物質です。
ローヤルゼリーを与えられた幼虫だけが女王バチになることから、その働きが注目されるようになりました。

現在、生活習慣病の予防効果が期待されています。
なお、ローヤルゼリーは、プロポリスや蜂蜜とはまったく異なる物質です。

ローヤルゼリーには、各種のビタミンやミネラル、アミノ酸、植物ステロールなどが豊富に含まれています。
 
また、ローヤルゼリー特有の成分として、デセン酸(10-ハイドロキシ-2-デセン酸、10-HDA)という脂肪酸があります。

その他、抗菌作用を示すタンパク質なども存在します。
ローヤルゼリーの効果は、これらの成分が共同して働くことで得られると考えられています。

ローヤルゼリーの効能効果

動脈硬化予防作用、抗炎症作用、免疫賦活作用、コレステロール低下作用など。



ローヤルゼリーの効能効果根拠

まず、コレステロール低下作用に関して、5つの臨床試験が報告されています。

合計133人の被験者を対象にして行われたこれらの研究では30~150mgのローヤルゼリーが投与され、いずれもコレステロール低下(平均34mg/dl低下)という効果が認められました。
ただし、実験手法があまり厳密ではないという問題点が指摘されています。
 
次に基礎研究では、脂質代謝改善作用やコレステロール低下作用が報告されています。
動脈硬化を促進するような実験食を与えられた実験動物では、ローヤルゼリーを投与することで動脈硬化が抑制されたといいます。
 
さらに、糖尿病の実験動物に投与したところ、炎症を抑える効果が示されました。
しかし、血糖値には影響がみられませんでした。
その他、免疫系への作用も示されています。

ローヤルゼリーの摂取方法

有効成分のもつ抗酸化作用などによって生活習慣病の予防や改善を目的とする場合、短期間では効果が期待できないので、継続して利用します。

ローヤルゼリーの注意する点

ローヤルゼリーの成分に対して、発疹などの皮膚症状や喘息様症状、胃腸障害といったアレルギー症状が現れることがあります。
これらの症状がみられたら直ちに使用を見合わせましょう。
 
副作用に関連して、ローヤルゼリーを25日間服用した53歳の女性が出血性大腸炎を生じたという例が報告されています。
この症例では摂取を中止し、通常の治療により回復しました。
念のため、アレルギー体質の人は注意しましょう。
 
ただし、一般的には特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。

また、他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないと考えられます。



ローヤルゼリーの関連ページ /通販情報

ローヤルゼリー粒ゴールド