シソの実油

シソの実油のサプリメントは、シソ科の植物の種子から採取された脂質成分に由来します。

シソの実油の主成分である「α-リノレン酸」の摂取が増えると、アレルギー作用を抑制することが確認されており、花粉症やアレルギー性鼻炎に効果のあるサプリメントとして利用されています。

シソの実油に含まれるα-リノレン酸は、多価不飽和脂肪酸の一種であり、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変換されます。

多価不飽和脂肪酸の代表として、リノール酸とアルファ-リノレン酸があり、健康のためには両者をバランスよく摂取することが重要です。

しかし、一般にアルファ-リノレン酸のほうが不足しており、リノール酸の摂取を減らし、アルファ-リノレン酸を増やすことで、アレルギー反応を抑えることができるという結果が報告されています。

シソの実油の研究では、アレルギー疾患の患者において、アルファ-リノレン酸が、白血球からのロイコトリエンなどの分子の放出を抑えることが確認されています。

また、基礎研究では、シソの実油を投与することで、乳ガンや腎臓ガン、大腸ガンなどの予防効果が確認されています。

シソの実油の効能効果

花粉症やアレルギー性鼻炎に伴う症状の緩和、気管支喘息に伴う症状の改善、アトピー性皮膚炎の症状の改善、血清脂質の改善や心臓病の予防効果など。



シソの実油の効能効果根拠

シソの実油の抗アレルギー効果については、これまでに多くの基礎研究や臨床試験が報告されています。

まず、基礎研究では、アルファ-リノレン酸の摂取を増やすことで、アレルギー反応を抑えることが確認されています。

また、シソの実油を投与した臨床試験では、アレルギー体質の改善効果が報告されています。

シソの実油のサプリメントが、アレルギー症状を引き起こすロイコトリエンの産生を抑えるかを検討した臨床試験が、気管支喘息患者を対象にして行われ、その結果、投与して2~4週間後に、ロイコトリエンの産生抑制が確認されました。
また、呼吸機能の各種指標の改善が認められました。

さらに、シソの実油摂取による血中脂質改善効果も確認されています。
具体的には、投与4週間後に総コレステロール値およびLDL(悪玉)コレステロール値が低下しました。

その他、日本人の高齢者を対象にして、シソの実油の摂取を増やした臨床研究では、EPAの増加が確認されています。

シソの実油の摂取方法

アレルギー疾患の症状に合わせて、継続して利用します。
花粉症やアレルギー性鼻炎などに対しては、甜茶やバラの花エキスなどとの併用も可能です。

シソの実油の注意する点

通常の食材に近い成分であり、問題となる健康被害や副作用は確認されていません。

他のサプリメントや医薬品との相互作用は確認されておらず、併用は問題ないと考えられます。




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