コラーゲン
コラーゲンとはタンパク質の一種であり、皮膚や骨、軟骨などの組織に豊富に含まれています。
細胞の間を埋めるように存在し、結合組織の主な構成成分です。
美肌効果、骨粗鬆症や変形性関節症に対する作用、骨の健康維持といった目的で利用されています。
コラーゲンを化学的に処理するとゼラチンができます。
ゼラチンをさらに小さくすると、コラーゲンペプチドとなります。
これらを総称して、コラーゲンと呼んでいます。
コラーゲンの体内での働きを調べた研究では、投与されたコラーゲンが関節軟骨に集積することが確認されています。
また、骨に対する効果を検証した実験では、コラーゲンを投与することで、骨のコラーゲンの分解が抑制されたといいます。
コラーゲンの効能効果
骨粗鬆症の予防と改善、変形性関節症の予防と改善、美肌効果、皮膚のアンチエイジング(抗加齢)効果など。
コラーゲンの効能効果根拠
これまでに行われた臨床試験では、コラーゲンによる関節炎や骨粗鬆症の改善、皮膚に対する効果が確認されています。
まず、関節炎の患者にコラーゲンを投与した臨床試験によると、膝や股関節の痛みの緩和および関節機能の改善が確認されました。
また、関節炎のモデル動物を用いた研究では、SOD(スーパーオキシド・ディスムターゼ)とコラーゲンとを合わせた成分を投与することで、関節炎に対する効果が認められました。
さらに、30歳代の女性を対象にした、美容・美肌に関する研究では、魚に由来するコラーゲンを投与することで、肌の水分維持、皮膚の柔軟性や粘弾性の増加、肌荒れの改善といった効果が確認されています。
コラーゲンの摂取方法
特に決まった摂取量はありません。
一般に、短期間では効果が期待できないので、継続して利用します。
コラーゲンを単独で摂るよりも、ビタミンCとの併用が効果的です。
また、関節炎や関節症に対して利用する場合は、グルコサミンやコンドロイチンとの併用も良いでしょう。
なお、サプリメントの形状として、ドリンク剤、粉末タイプ、錠剤などの種類があります。
コラーゲンの注意する点
コラーゲンの成分に対して、発疹や胃腸症状などのアレルギー症状や過敏症が現れることがあります。
ただし、通常の食材に由来する成分であり、問題となる健康被害や副作用は知られていません。
他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないと考えられます。
なお、コラーゲンの原料として、従来より牛由来の成分が用いられてきましたが、狂牛病が問題になった以降、豚や鶏、魚を利用した製品が増えています。
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