オリーブリーフ

オリーブといえば、調理用のオイルや、オリーブオイルを含む基礎化粧品が知られていますが、このオリーブオイルはオリーブの実からとられたものです。

オリーブの葉

一方、サプリメントとして注目されているのは、オリーブリーフ(葉)です。
オリーブは、地中海沿岸の諸国で古来より食用および薬用に利用されてきました。

たとえば、古代ローマ時代の博物学者プリニウスが、オリーブオイルやオリーブリーフを薬として使用したことが記録されています。

ヨーロッパの伝承医学では、オリーブリーフが動脈硬化や高血圧、糖尿病などに対して使用されてきました。

現在では、オリーブリーフに特有の抗酸化栄養素が知られるようになり、生活習慣病の予防に利用されています。

オリーブリーフには、テルペン類やフラボノイド類などの抗酸化成分が含有されています。
それらの中で、オリーブリーフに特有の成分は、テルペン類のオレユロペンです。

オリーブリーフの効能効果

高血圧の予防や改善、糖尿病の予防や改善、抗酸化作用による生活習慣病の予防など。



オリーブリーフの効能効果根拠

オリーブリーフの糖尿病改善効果に関して、次のような研究が報告されています。
まず、1992年にスペインで行われた研究では、糖尿病モデル動物にオリーブリーフを投与したところ、血糖値が低下し、糖尿病が改善しました。そして、この血糖降下作用は、冬期、とりわけ2月に採取したオリーブリーフに顕著であったという報告です。

また、1999年にトルコから報告された研究では、糖尿病モデル動物において、オリーブリーフ抽出物が、糖尿病に伴う症状を改善することが確認されています。

オリーブリーフの高血圧に対する効果については、次のような研究が報告されています。
まず、スペインのグラナダ大学による研究では、オリーブリーフ抽出物が、血管内皮細胞を弛緩させることが確認されました。
これは、血管が弛緩し血圧が下がることを意味しています。

さらに、2002年にエジプトから報告された、動物を用いた研究によると、オリーブリーフ抽出物が高血圧の発生を抑制したと報告されています。

オリーブリーフの摂取方法

特に決まった摂取量はありません。
一般に、有効成分のもつ抗酸化作用などによって生活習慣病の予防や改善を目的とする場合、短期間では効果が期待できないので、継続して利用します。

オリーブリーフの注意する点

オリーブリーフの成分に対して、発疹などの皮膚症状や胃腸障害といったアレルギー症状がまれに現れることがあります。
これらの症状がみられたら使用を直ちに見合わせましょう。

ただし、一般的には特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。
また、他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用はとくに問題ないと考えられます。
 




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