チャーガ

チャーガは、ロシアを中心とした寒冷地にて採取されるキノコ類の一種です。

日本では、北海道の山岳地帯で確認されています。
カバノアナタケあるいは白樺茸とも呼ばれています。

免疫力を高めるβ-グルカンが豊富に含有され、また、高い抗酸化力を持つことから、抗がん効果・抗腫瘍効果が期待されています。

チャーガには、免疫賦活作用を持つβ-グルカンなどの多糖類のほか、ビタミンやミネラル、脂質などが含有されています。

特に、β-グルカンは、アガリクスや霊芝と同等か、それ以上含有されており、キノコ類の中でも最多と考えられます。

また、エルゴステロールなどの脂溶性成分も抗がん効果を持ち、さらに抗酸化作用を示す「SOD活性」に関して、チャーガは他のキノコ類と比べて高い活性を持っています。

チャーガの効能効果

免疫賦活作用、抗がん効果、抗酸化作用、ヒスタミン遊離抑制作用、抗ウイルス作用など。

チャーガ効能効果根拠

チャーガは、有効成分の持つ免疫賦活作用および抗酸化作用を介して、さまざまな効果を発揮すると考えられています。

ロシアでは伝統療法としてチャーガが使用されてきました。
例えば、ガンに対する民間療法として使用されたり、抗ガン剤や放射線治療の副作用を軽減するために用いられてきました。

チャーガは、特定の種類のガンに効果があるのではなく、体の持つ自己免疫力を高めることで、ガンを予防します。

チャーガの摂取方法

ガンなど生活習慣病に対する効果を得るためには、継続して摂取することが必要です。

一般に、品質の差が大きいので、総合医療に詳しい医師に相談するか、信頼できるメーカーの製品を利用すると良いでしょう。

なお、チャーガと類似した有効成分を持つサプリメントとして、アガリクスや霊芝、メシマコブなどのキノコ類があります。
これらは、有効成分の種類や量、組み合わせが少しずつ異なっているため、期待できる効果も異なります。

したがって、一概にどれが優れているというわけではありません。
実際には、自分の体質に合った製品を、適宜組み合わせて利用すると良いでしょう。

何らかの症状や病気の改善目的で用いる場合には、2~3か月程度摂取してからの効果を確認、判定すると良いでしょう。

チャーガの注意する点

通常の食材に近い成分であり、特に問題となる健康被害や副作用は確認されていません。

他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないと考えられます。

ただし、何らかの医薬品の服用中や治療中の場合は、まず医師に相談すると良いでしょう。