インド人参

インド人参とは、アーユルヴェーダにおいて利用されてきた、インドの伝統的なハーブです。

アシュワガンダとも呼ばれ、滋養強壮や強精のため、あるいは若返り薬として利用されてきました。

動物実験では、いくつかの効果が確認されていますが、人での臨床試験はまだ不十分です。

有効成分として、ウィタフェリンAなどのステロイド・ラクトン類、スコポレチンなどのアルカロイド類、サポニン類などが知られています。

基礎研究では、ウィタフェリンAの抗腫瘍作用や抗酸化作用、抗菌作用が確認されています。

また、ウィタフェリンAとウィタノリドDは免疫力を高めると考えられます。
その他、スコポレチンなどの効果も検証されてきました。

インド人参の効能効果

滋養強壮・強精、抗酸化作用、抗炎症作用、抗ストレス作用など。



インド人参の効能効果根拠

インドでは、アーユルヴェーダにおけるハーブ療法の1つとして、伝統的に利用されており、さまざまな効果があるとされています。

しかし、医学研究としての臨床試験は、まだ十分とはいえないでしょう。

インド人参の効果を検証した臨床試験は、他のハーブとの併用によって、プラセボ(偽薬)群と比較した研究が多い。

まず、変形性関節症患者42人に、アシュワガンダなどを3カ月間投与した研究では、痛みの改善といった効果が確認されています。

また、182人の関節リウマチ患者に対して、インド人参を含むアーユルヴェーダのハーブ4種類を16週間投与した研究でも効果が認められています。

さらに、58人の小児に60日間投与した研究では、血中アルブミンとヘモグロビンが増加(栄養改善)したと報告されています。

インド人参の強精効果に関しては、101人を対象に1年間投与したところ、性機能の改善、血中ヘモグロビンの増加、血中コレステロールの低下、白髪の減少、炎症反応の改善などが認められたという研究があります。

基礎研究の分野では、抗ガン作用、抗ストレス作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗酸化作用が報告されています。

インド人参の摂取方法

特に決まった摂取量はないが、一般的に、根の乾燥粉末で3~6g相当量を服用します。
また、短期間では効果が期待できないので、継続して利用することが必要でしょう。

インド人参の注意する点

特に問題となる健康被害や副作用は確認されていません。
アーユルヴェーダでは、インド人参を大量に摂取した際に、胃腸障害を生じることがあるとされています。

また、妊娠中や授乳中の女性は、念のため利用を控えるほうが良いでしょう。
ただし、一般には安全性の高いハーブと考えられ、他のサプリメントや医薬品との相互作用も報告されていません。
 




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