クロロフィル
クロロフィルは、植物の葉緑体にあって、太陽のエネルギー、二酸化炭素、水から炭水化物(デンプンなど)をつくり出す光合成を担っています。
その役割や構造は、私たちの体にある赤血球に含まれ、酸素を運ぶヘモグロビンとよく似ていて、ヘモグロビンは鉄と、クロロフィルはマグネシウムと結びついています。
しかし、クロロフィルのマグネシウムは加熱すると分子内のマグネシウムが外れてしまうため、褐変し、色があせてしまいます。
これは茹で水が酸性だったり、酸素が残っている状態で強くなります。
また、クロロフィルには、消臭・殺菌効果やコレステロール調整などと関連あるのではないかと期待されています。
クロロフィルが含まれる食品・野菜
- ほうれん草、モロヘイヤ、あしたば、緑ピーマン、にら、パセリなどの緑野菜。
クロロフィルの効果効能
- 抗酸化作用、がん予防、コレステロール調整、消臭・殺菌効果(外用)
クロロフィルの賢い摂り方
クロロフィルは脂溶性です。
熱と酸の組み合わせに弱い。
緑野菜を茹でるときは、野菜の5倍以上の沸騰したお湯で、短時間加熱後、冷水で短時間冷却し、クロロフィルの変化を止めるようにすると良いでしょう。