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フラボノイド
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フラボノイドは、ポリフェノールに属する水溶性の植物色素で、抗酸化作用や毛細血管を強くする作用があります。
フラボノイドとは、植物に含まれる主に淡黄色の色素で、化学構造上、2つのベンゼン環を3つの炭素原子でつないだジフェニルプロパン構造を持つ化合物の総称で、ビタミンPとも呼ばれます。
レタスや春菊などの緑色の野菜や玉ねぎなどの黄色や白い野菜、大豆、緑茶、柑橘類の皮などに多く含まれています。
玉ねぎやほうれん草に多く含まれるケルセチン、レモンなどに柑橘類に含まれ、ビタミンCの働きを助けるヘスペリジンなどがフラボノイドの一種です。
多くの種類があるフラボノイドですが、ポリフェノールの一種のため、それぞれに抗酸化作用を持っています。
日本人は通常の食事から1日数十~数百ミリグラムのフラボノイドを摂取していると推定されますが、外食の機会が多くて野菜不足になりがちな人は、かなり摂取量が少ないと考えて良いでしょう。
フラボノイドの特徴的な機能として、毛細血管の浸透性を向上させる作用があげられます。
この作用のため血圧を適正に調整したり、高血糖になりにくくするという効果が期待できます。
毛細血管の血管壁を補強し、血流を促す作用があります。
毛細血管が弱いとちょっとぶつかっても青あざができたり、歯ぐきから出血することなどが起こりやすくなります。
ソバや柑橘類に含まれるルチンや、大豆に含まれるイソフラボンもフラボノイドの仲間です。
ほかにも成分によって固有の作用が解明されつつあり、生活習慣病予防などに有望な機能性成分といって良いでしょう。
※熱に強い。水溶性