リンの上手な摂り方

食事から摂取するリンとカルシウムのバランスは1:1が理想とされています。

リンは幅広く食品に含まれているほか、保存性を高める目的で多くの加工食品にリン酸塩として添加されています。

一方カルシウムは日本人が不足しがちになる栄養素なので、加工食品をよく食べる方は、積極的にカルシウムの多い食品をとることが重要です。


リンを多く含む食品

1食当たりの目安量含有量(mg)
乳製品プロセスチーズ 30g219
ヨーグルト 210g210
牛乳 1カップ 210g195
魚介ワカサギ 3尾 80g280
ドジョウ 5尾 40g246
シシャモ 3尾 60g258
イワシ丸干し 40g228
その他そら豆 生 10粒 40g88
高野豆腐 20g176
大豆 30g174
  • リンは、牛乳・乳製品、魚、大豆、肉などに多く含まれます。



リンの1日摂取基準

年齢(歳)目安量(mg)上限量(mg)
0~5(月)130130-
6~11(月)280280-
1~2(歳)650600-
3~5(歳)800800-
6~7(歳)1,000900-
8~9(歳)1,1001,000-
10~11(歳)1,1501,050-
12~14(歳)1,3501,100-
15~17(歳)1,2501,000-
18~29(歳)1,0509003500
30~49(歳)1,0509003500
50~69(歳)1,0509003500
70以上(歳)1,0009003500


清涼飲料水を飲むと骨が弱くなる?

加工食品には、食品添加物としてリン酸塩がよく使用されており、清涼飲料水にも酸味料として使用されています。

リンの摂り過ぎはカルシウムの吸収を妨げ、骨が弱くなるのは事実ですが、通常、清涼飲料水100gに対しリンは約15mg添加されている程度なので、飲み過ぎは問題ですが、たまに1本飲む程度であれば心配する必要はないでしょう。