ナトリウム

ナトリウムは、細胞内外のミネラルバランスを調節するために不可欠で、血圧とも深い関連性があります。

ナトリウムの体内存在量は、体重の約0.15%で、その多くは細胞外の体液(細胞外液)に分布されています。

水分を保持しながら細胞外液や血液循環の量を調節しています。

ナトリウムは細胞内にも含まれていますが、多くはカリウムが占めています。

細胞内のナトリウムは絶えず外に汲み出され、細胞外のカリウムは中に取り込まれながら、細胞内外のミネラルバランスは常に一定に保たれています。

この「ナトリウムカリウムポンプ」のしくみにより、細胞外液の浸透圧が維持されたり、酸やアルカリのバランス(pH)が調節されています。


化学記号Na
ナトリウムの体内分布血圧の上昇、胃がん
ナトリウムの生理作用筋肉の収縮、神経の興奮を抑える、酵素の活性化
摂りすぎによる弊害軟便、下痢
不足による弊害倦怠感、食欲不振
1日の摂取基準食塩相当量  成人男性:10g未満  成人女性:8g未満


ナトリウムの過剰摂取による弊害

ナトリウムは、主に食塩(塩化ナトリウム)として食事から摂取されます。

過剰に摂り過ぎると細胞内外のミネラルバランスが崩れ、むくみを発症させます。

また、高血圧や胃がんをもたらす原因として知られています。

高血圧症については、遺伝も関与しているので直接の原因かどうかは断定できませんが、悪化させることは間違いありません。


ナトリウムの摂取不足による弊害

日本人は一般に、食事から塩分を必要量以上に摂っていることが多く不足する心配は少ないでしょう。

ただし、多量に汗をかいたり、激しい下痢をしたり、利尿剤を使用してナトリウムが排泄されると、倦怠感や食欲不振などを生じます。