グルタミン酸

グルタミン酸は、昆布のうまみ成分の一つで、主に脳神経細胞のエネルギーとして使われるアミノ酸の1種です。
情報伝達の40%を担い、脳機能を活性化し、ストレスへの抵抗力を強化してくれます。

グルタミン酸はアンモニアを捕らえて酸性度を調節し、グルタミンに変換させます。
グルタミンはグルタミン酸を増量させる働きがあるほか、細胞の柔軟性を維持します。

これによって、知能が高くなり、アルコール依存症を改善し、潰瘍の回復、ボケ防止などをさまざまな効果が期待できます。

しかし、このように素晴らしい成分であるグルタミン酸を摂取しすぎると、不眠、神経症など、思わぬ障害が起こることもあるといわれています。
食材のうま味を増すグルタミン酸ナトリウムは、大量に取り過ぎないように注意しましょう。


グルタミン酸が含まれている食品

昆布などの海藻類、ハマグリたけのこ、よもぎ、うま味調味料など。



グルタミン酸の取り方

グルタミン酸は、昆布や海藻類に多く含まれています。
昆布の表面についている白い粉は、うま味成分なので、洗ったりせず布で汚れを落とす程度にすると良いでしょう。

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材料

  • 干し切り昆布10g、切り干し大根10g、酢小さじ1/2
    調味料A(酢大さじ2、醤油大さじ1/2、にんにく適宜、赤唐辛子適宜、しょうが適宜)

作り方

  1. 昆布は水に3分ほどつけてもどす。
  2. 切り干し大根は洗って、水に5分ほどつけてもどす。切り干し大根がもどったら水をしぼって熱湯をかけてから、酢をかける。
  3. もどした昆布と切り干し大根を調味料Aであえる。


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