ミネラルの代謝

ミネラルは小腸を中心に吸収され、骨や血液などのもとになります。

ミネラルの正体と吸収の仕組み

ミネラル(無機質)は体を構成する元素のうち酸素、炭素、水素、窒素以外をいいます。

多くは小腸で吸収されますが、亜鉛の一部は胃で、ナトリウムの一部は大腸で吸収されます。

カルシウムの吸収率は小腸にビタミンDや乳糖、タンパク質などがあると高まります。

鉄はビタミンCがあると吸収率が高まります。

吸収後は肝臓へ送られ、血液によって各組織に運ばれて利用され、毎日一定量が尿や汗などに含まれて排泄されます。

体内でのミネラルの働き

ミネラルの80%以上は骨や歯にあります。

骨や歯にはリン酸カルシウム、リン酸マグネシウムとして存在し、強さや硬さ、弾力、耐性を与えています。

約10%はタンパク質などと結合して筋肉内にあります。

約1%はエネルギーの元であるATPにリン酸として、細胞膜にリン脂質として、また酵素や補酵素の材料などとして存在しています。

ミネラルには、血液中や細胞内外の体液中でプラスやマイナスの電気を帯びてイオンになるものがあります。

細胞内外のイオン濃度のバランスは一定に保たれていますが、体がなんらかの刺激を受けると一時的に変化します。

それは神経などを介して脳に伝わり、脳が変化に対する適切な指令を出すと、イオン濃度は元に戻ります。

このようにミネラルの体のバランスを保つ元になっています。

ミネラルの存在場所


 

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