ファイトケミカルの抗酸化作用

老化や生活習慣病を予防する驚きの物質ファイトケミカル

近年体に良いものとして大きな注目浴びているのがファイトケミカルです。
これは植物性食品の香りや色、アクなどから発見された化学物質です。

ファイトケミカルの多くは、抗酸化作用を持っていることが知られています。
私たちの体は食品を燃焼させエネルギーを作り出しますが、その過程で活性酸素が発生します。

この活性酸素は細胞膜を攻撃し老化を引き起こす悪者です。
がん、認知症、そして皮膚のしみ、しわといった老化現象は、この活性酸素が大きな原因になっています。

一方、活性酸素を除去し、老化を防止してくれる抗酸化物質がファイトケミカルです。
抗酸化作用には4つのステージあり、ファイトケミカルは主に第2ステージで働きます。

  • 第1段階　活性酸素やフリーラジカルの発生を防ぐ
  • 第2段階　フリーラジカルを安定化させる
  • 第3段階　酸化生成物を無害化し、損傷した細胞を修復する
  • 第4段階　傷害が起こった部位に抗酸化因子を送り込む

⇒　抗酸化作用が老化を防止し病気の発症を防ぐ

フリーラジカル

がんや老化、動脈硬化に深く関わる酸化反応の元凶が活性酸素です。
呼吸で取り込んだ酸素が燃焼する過程で生じます。

その多くは、大変不安定な分子構造を持つ物質（フリーラジカル）で、強い酸化力があります。

ファイトケミカルにはポリフェノール系、カロテノイド系、イオウ化合物系、テンペル類、グルカン類などの種類があります。

いずれも抗酸化作用を持っており、生活習慣病の予防に力を発揮します。
また、脂質やコレステロールを取り除いたり、血流を改善したり、種類によって独特な効能を持っています。

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