オイゲノール

オイゲノールは、フトモモ科の常緑樹で、クローブ、日本では昔から丁子(チョウジ)と呼ばれる香りの成分です。

つぼみを乾燥させたものを香辛料として使用します。
刺激的ですが、爽やかなバニラ風の香りと味があります。

オイゲノールには、のどや歯痛に鎮静効果がありますので、風邪をひいたとき、のどの痛みを緩和してくれます。

また、腹痛、胃痛にも効果があり、口に含むと口臭が消えます。
紀元前3世紀頃の中国では、皇帝の前で言上する家臣はクローブを一つ口の中に入れ、噛み砕いて含んでおくことが礼儀とされていました。

クローブには消臭作用があるので肉料理には欠かせない香辛料で、ポトフ、各種ソース、豚肉料理、ハムにはよく合い、ビーフシチュー、タンシュチューに使われるほか、フルーツケーキなどの甘いデザートにも用いられます。

オイゲノールが含まれる食品

  • クローブ(丁子)。

オイゲノールの働き

  • 殺菌作用。
  • 消臭作用。
  • 歯痛、腹痛、胃痛、鎮静効果。
  • 風邪の予防と改善

オイゲノールの上手な摂り方・使い方

  • オイゲノールは、スパイスとして知られるクローブ(丁子)の香り成分です。
    ハンバーグをはじめ肉料理、ケーキ、焼き菓子、果物のシロップなどに、香辛料として使うと良いでしょう。
  • 肉料理では、ポトフやローストビーフで、玉ねぎや肉に刺して使います。
    ビーフシチュー、クリームシチューなどの肉の煮込み料理に、ナツメグやオールスパイスと一緒に使うと良いでしょう。
  • クローブを、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類の実に刺して、乾燥させたものをフルーツポマンダーといいます。
    洋服ダンスや部屋の消臭、防虫に吊るして使います。
  • クローブは消臭剤として使うほか、爽やかな香りは、鎮静効果も高く、寝室などに吊るしておくと、安眠効果があり、安らぎを得ることができます。

 

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