シスタチン

シスタチンは、牛乳や卵、米などに含まれている成分で、体内の細胞にも存在しており、外から侵入するウイルスなどの病原体から体を守る成分です。

シスタチンには、細胞内に存在に存在するシスタチンα、β(ファミリー1)や、分泌性のシスタチンC、シスタチンS、卵白シスタチン、牛乳シスタチン(ファミリー2)、さらにキニノーゲン(ファミリー3)などがあります。

また、稲の種子から発見されたオリザシスタチンは、卵白シスタチンと同様の働きをすることがわかっています。

シスタチンを多く含む食品は、卵、牛乳、米です。
風邪の予防に、また風邪をひいてしまった時に、これらの食品を上手にとりましょう。

昔は、風邪をひいた時に卵酒が血行をよくするとともに、シスタチンの効果もあったわけです。

シスタチンが含まれる食品

  • 卵、牛乳、米


シスタチンの働き

  1. 外界からの病原体の攻撃から体を守る。
  2. ウイルスによる感染を防ぐ。
  3. がんを予防する。
  4. 風邪の予防と改善。

おすすめメニュー「ねぎ入り卵汁」

材料

  • 卵1個、ねぎ1本、おろししょうが少量、だし2カップ、くず粉小さじ2、水小さじ2
    調味料A(塩小さじ1/4、醤油小さじ1、酒大さじ1)

作り方

  1. だしに調味料Aを加え煮立たせる。
  2. 水溶きくず粉を加えてさらに煮る。
  3. それに、溶き卵を流し入れ、卵がフワーッと固まりだしたら、小口切りにしたねぎを加え、グラッと煮たら火を止める。
  4. 最後におろししょうがを加える。

おすすめメニュー「じゃがいものチーズミルク煮」

材料

  • じゃがいも2個200g、牛乳1カップ、塩・コショウ少量、溶けるチーズ20g

作り方

  1. じゃがいもは皮をむき、薄切りに。
  2. 鍋にじゃがいも、牛乳、塩、コショウを入れ火にかけ、沸騰したら弱火にし、ふたをしていもがやわらかくなるまで煮る。
  3. チーズを加えて溶かす。


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