アサリ

アサリは日本全国に分布しており、塩分濃度の薄い内湾の砂地底に生息しています。
古代人も食していた馴染み深い貝です。

日本以外に中国、韓国、フィリピンにも分布しており、旬は春先からです。

アサリの殻の大きさは4㎝ほどで、殻の表面に細かい放射状肋(ろく)と、同心円状の肋が交差し、布目状になっています。
殻の模様は変化に富み、若いものほど鮮明です。

浅蜊

生きているときは黒っぽいが、死ぬと茶褐色になります。
内湾の多少淡水の混じる砂泥地に生息しています。

アサリと同科のものにウチムラサキとヒメアサリがあります。
ウチムラサキは形態も生態もまったく異なりますが、ヒメアサリはよく似ており、外洋の砂浜に生息しています。
殻、身とも小さいですが、味はアサリと大差ありません。

ウチムラサキ(オオアサリ)

ウチムラサキ・オオアサリ

殻の大きさは8.5㎝ほどです。
殻に模様はなく、同心円状の成長肋だけがあります。
殻の内側が紫色をしていることからこの名があります。

味はアサリより大味ですが、だいだい色の大きな水管に強い甘みがあります。

アサリの栄養、効能効果

  • 効能効果
    動脈硬化予防、眼精疲労緩和、肝機能強化、高血圧予防、貧血予防、食欲増進

魚のカレイ、ヒラメ並みに低い脂肪分と高いタンパク価が魅力なのがアサリです。

あさりの酒蒸し

ほかにもビタミンB2や鉄分、マグネシウムなどビタミン、ミネラル類を多く、なかでもビタミンB12は貝類で最高の含有量です。

体内で合成できないビタミンB12は、同じくビタミンの葉酸とともに赤血球の生成をサポートしてくれる、人にとっては必要不可欠な成分です。

豊富な鉄分ともども、貧血予防にアサリを食べるようにすると良いでしょう。

もう一つ注目すべきは、動脈硬化予防に有効とされ、近年注目を集めるタウリンという成分が多く含まれている点です。

アミノ酸の一種であるタウリンは、血液中の余分なコレステロールを抑え、肝機能の働きを高める効果があります。

市販のサプリメントや栄養ドリンクにも、これを成分とするものが多くありますが、もともとは魚介類に豊富な栄養素であるので、日々の食事から取れるように工夫すると良いでしょう。

アサリの注目成分

アサリの主な栄養成分(可食部100gあたり)

アサリの酒蒸し



アサリの選び方・保存方法

殻付きは、鮮やかな模様で殻を固く閉じている。
むき身は、身に弾力やツヤがあるものを選ぶ。

保存は砂抜き後、塩水に浸けた状態で保存。(保存期間は2日)。

  • アサリの旬:3~4月、9~10月

アサリの栄養素を効果的に引き出す調理法

ダシの出たみそ汁はうま味・栄養満点の一杯

身の味だけでなく、うま味のあるダシが取れることで重宝されるアサリ。
亜鉛を豊富に含んでいます。

これらは熱に強いですが、水に溶け出る性質があるため、汁物にするのがおススメです。
水溶性のビタミン12も無駄なく摂取できます。

亜鉛の吸収率を高めるビタミンCの食材を組み合わせれば、より効果的です。
みそ汁ならビタミンCが豊富なネギを入れると良いでしょう。



アサリの健康美容効果倍増の食べ合わせ

あさり+菜の花

アサリのビタミンB12と菜の花の葉酸には、それぞれ造血作用があります。
これらが合わさることで、貧血予防や肌のくすみ予防が期待できます。

あさり+ねぎ

ネギのビタミンCは、アサリの亜鉛の吸収を助ける作用があります。
これにより正常な味覚の維持に貢献し、美しい髪の維持にも役立ちます。

  • おすすめレシピ:アサリとネギのみそ汁

アサリの隠された力

アサリの餌は海の中の植物プランクトンです。
2本の管の1本で海水を吸い込み、有機物を栄養として取り入れ、もう1本の管で無機物となった海水を出しています。

これが海水の浄化作用に一役買っており、赤潮などの発生を食い止めているのです。
アサリ1個がろ過できる海水の量は1時間に1ℓです。

上手な潮干狩りの方法

  1. 浜ではこんもり丘になったところより、落ち込んだところにアサリは多い。
  2. 砂地をよく見ると、3~5㎜程度の穴がある。
    これは、アサリの目と呼ばれこの下にもぐっています。
    (この穴はアサリが管を出して海水を吸い込んだりしている穴)
  3. 深く掘らず、浅く広く熊手でかいていく。
    (アサリは深く潜らない)
  4. 海水の流れの方向にそってかいていく。

アサリの潮干狩り

アサリの砂抜き

多くは砂抜きしてあるものが売られていますが、砂抜きする場合は、海水と同じ濃度(2~3%)の塩水に入れて一晩ほどおくと良いでしょう。

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