昆布(こんぶ)

  • 効能効果:下痢、肥満、便秘予防改善

昆布とは、褐藻類のコンブ属、トロロコンブ属、ネコアシコンブ属の総称です。

昆布の主な生産地は北海道です。
というのも昆布は水温が5℃以下にならないと活発に活動しないためです。

昆布には、がごめ昆布、真昆布、長昆布、細目昆布、厚葉昆布、日高昆布(三石昆布)、利尻昆布、羅臼昆布(鬼昆布)などがあり、食用になるのは13種類ほどです。

昆布(こんぶ)の栄養、効能効果

昆布の栄養・成分を真昆布でみると、可食部100g中、タンパク質8.2g、糖質58.2g、カルシウム710mg、リン200mg、鉄3.9mg、カロチン1000μg、ビタミンA効力560 IU、ナトリウム2800mg、カリウム6100mgなどや、生理活性成分としてアルギン酸、硫酸多糖類、ラミニン、ヨウ素や、うまみ成分のグルタミン酸を含有しています。

昆布

昆布の注目すべき点はカリウムを大変多く含んでいるところです。
カリウムには塩化ナトリウム(塩の主成分)を体外に排出する働きがありますので、塩分の取り過ぎを自然に防ぎ、高血圧を予防する効果があります。

昆布にはアルギン酸エステルという一種の水溶性の食物繊維を含み、これがコレステロールや脂肪の沈着を防ぎます。
また、大腸の働きを活発にし、高血圧、大腸がんの予防効果が期待できます。

エイコサペンタエン酸(EPA)は、イワシやサバなどの体内で作られるのではなく、これら青魚が海藻に含まれているEPAを食べることで体内に取り入れているのです。

EPAはコレステロールを低くし,血管の中で血が固まる血栓(けっせん)を予防します。

アミノ酸タウリンも含まれています。
タウリンコレステロールを低下し、血圧を下げます。

また、貧血を予防する鉄分やカルシウムを多く含むので、ミネラル補給にも適した食品です。

昆布は食品の中でも最もヨードを含むので、甲状腺機能活性化や代謝を高め、肌のツヤ、シワの退治にも効果があります。
1日2㎝角1枚分の昆布を食べれば十分です。



フコイダンのがん予防効果

昆布には、独特のヌルヌルがありますが、このヌルヌルに含まれている成分、多糖類フコイダンにガン細胞を自殺へ追い込む働きがあることがわかってきました。

昆布には、FとUの2種類のフコイダン分子が存在し、このうちのU-フコイダンにがん細胞を自殺に追いやる効果が確認されています。

昆布から抽出した天然のU-フコイダンを1リットルあたり1グラム濃度の液体を作り、結腸ガンの細胞1万個入ったシャーレに入れると、24時間後にガン細胞は半減、72時間後にはほぼゼロになったそうです。
骨髄性白血病細胞や、胃ガン細胞の実験でも同様の結果が確認されています。

しかも注目すべきは、ガン細胞が自らのDNA分解酵素によって自殺し、正常細胞には、ほとんど影響が見られなっかたことです。

U-フコイダンは、普段食事する昆布から摂取することができますが、
注意したいのは、だしをとるために沸騰直前に取り出している場合、U-フコイダンはまったくだしに出ていません。

昆布をそのまま食べてこそ効果を発揮しますので、鍋料理などは一番最後に残った汁と昆布を食べると良いでしょう。

昆布の種類・特徴

真昆布

長さ2~6m、幅30㎝、厚さ3㎜。
本場は噴火湾、函館湾。

利尻昆布

大きさや形は真昆布によく似ていますが、葉が黒くてかたい。
利尻島、礼文島産のものが上等です。

羅臼昆布(鬼昆布)

長さ2~4m、幅20~40㎝、厚さ約4㎜で、真昆布によく似ていますが中帯部(縦中央に走る厚い部分)がはっきりしている。

日高昆布(三石昆布)

長さ2~6m、幅6~10㎝と細長い。

長昆布

長さ7~10m(最大20m)、幅3~6㎝。


昆布加工品の種類

昆布はほとんどが乾燥品ですが、もっと手の込んだ加工品があります。
多くの加工品は処理昆布といい、稀酢酸液に浸漬し、やわらかくすると同時に保存性を持たせています。

刻み昆布

単に細く刻んだもので、切り昆布、または糸昆布とも言います。
納豆昆布も同じですが、粘り気があります。
生の刻み昆布も出回っています。

切り昆布

すき昆布

細く刻んだ昆布を浅草のりのようにすいて乾燥させたものです。
煮物などに用います。

すき昆布

削り昆布(おぼろ昆布)

処理昆布を幅広く、ごく薄く削ったものです。
昆布表面の黒っぽい部分を削ったものが黒おぼろで、中の白い部分を削ったものが、白おぼろです。

おぼろ昆布

白板昆布(露地昆布・バッテラ昆布)

おぼろ昆布を削り取った残りの黄白色の芯で、露地昆布、バッテラ昆布などとも呼びます。
バッテラ専用に薄くしたものもあります。

白板昆布

とろろ昆布

処理昆布をごく細い線状に削ったものです。
すし用に紙状に成型したものもあります。

白板昆布

求肥昆布(竜皮昆布)

甘味昆布のことで、処理昆布を砂糖液および酢に浸漬して蒸し煮したものです。
牛皮とも書き、竜皮昆布とも言います。

求肥昆布

その他の昆布加工品

酢昆布、茶昆布、粉末昆布、細工昆布、佃煮などの調理品などがあります。
なお、促成栽培による養殖の1年ものの水昆布が早煮昆布として出回っています。

昆布の食べ方・利用方法

昆布はだしに主として使われます。
だし以外では、煮物や昆布じめに使いますが、素揚げにしたり、酢の物などにも用います。

削り昆布はおむすび巻きずし、汁の実に、白板昆布は棒ずしなどに用います。
生の刻み昆布は煮物、酢の物、サラダなどにします。

根昆布は十分に戻して細かくたたき、二杯酢、三杯酢で食べるのも良いでしょう。

昆布の扱い方

昆布は、かたく絞った濡れ布巾で表面をこするようにふいて汚れを取り除きます。
巻いたり包んだりして用いる場合、濡れ布巾に包んでしばらく置き、やわらげてから使用します。

昆布の選び方

出荷前の昆布は、結んであるひもの色で等級が分かれています。
1等(緑)、2等(赤)、3等(紫)です。

市場に出回るものは、このひもが外され袋詰めにされるので、肉が厚くよく乾燥したものを選ぶと良いでしょう。

昆布の豆知識・あれこれ

  • だし汁は一度作ったら使い切るのが基本ですが、もし余ってしまった場合、タッパーやペットボトルなどに入れて冷蔵庫に保存すれば1~2日は大丈夫です。
    また、1回分ずつ冷凍しておくと1ヶ月程度はもつので、料理に使いやすく便利です。
  • 昆布の表面についている白いものは、マンニットという旨み成分が浮き出たものなので、カビと思って拭き取らないようにしましょう。
  • 昆布の語源は「広布(ひろめ)」という言葉から来たと言われており、この「広布」を音読みした「コウブ」「コブ」や「コンブ」となりました。
  • 昆布を多く食べる町の全国1位は富山市です。
    これは、古くから貴重な交易品だった昆布が、北海道から船で大阪や京都に運ばれる際、途中寄港したのが富山で、その頃から伝統的に多く食べるようになったそうです。
  • 11月15日は昆布の日です。
    栄養分の多い昆布を育ち盛りの子どもにたくさん摂らせたい、という願いから1982年、日本昆布協会が七五三の日を「昆布の日」と制定しました。

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