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メロン
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メロンはウリ科の植物で中近東が原産で、高温多日照を好みます。
古代エジプト、ギリシャ時代から栽培され、日本では縄文遺跡からタネが出ており、人類の昔からの食べ物でした。
メロンには主に温室で育てる温室メロン(マスクメロンなど)と露地メロン(プリンスメロン、夕張メロンなど)の2種類があり、その栄養価はそうとうに違います。
つまり後者はビタミンA、Cとも前者より格段に多く、野菜なみの含有量を誇ります。
一方の温室ものはタンパク質とビタミンB1にすぐれています。
値段や味の点はともかく、栄養面では両者の長所をうまく使い分けると良いでしょう。
また、メロンには赤肉種と青肉種があり、赤肉種の方が、比較的甘みが強くジューシと言われていますが、産地や品種によって味わいは様々です。
メロンは、メルティング質によるとろけるような舌触りや食感で香りも良く、フルーツの王様的存在です。
温室・露地とのに、メロンの主成分といえば、果糖やブドウ糖、ショ糖などの糖質です。
これらは代謝に必要なビタミンB1の助けなしで吸収が良く、朝食に食べれば即、エネルギーに変換されます。
メロンには種類を問わずミネラルのカリウムも多く、多過ぎる塩分を体の外へ排出して水分によるむくみを取る働きのほか、高血圧の予防に役立ちます。
ただし、体を冷やす作用もあるので、冷え性の人はあまり食べ過ぎないように注意しましょう。
赤肉種のメロンは、果物の中では抜群にプロビタミンAが豊富です。
プロビタミンAは、体内で必要な量だけビタミンAに変わり、目や皮膚、内臓の粘膜を強化します。
さらに、抗酸化作用が強く、老化や動脈硬化、がんなどの原因物質の除去が期待されます。
ビタミンAなどメロンの有効成分の多くは、ワタの部分に豊富に含まれています。
なるべく捨てずに、丸ごと食べるようにしましょう。
メロンにはタンパク質分解酵素が含まれているので、肉料理を食べるときに一緒に食べると、消化吸収を助けます。
食後のデザートに取り入れるのも良いでしょう。
高血圧予防対策に効果的。
夏バテの食欲低下対策に効果的。
【作り方】2~3人分
1.ミキサーにメロン(果肉200g)、水(100㏄)、はちみつ(大さじ1)、ブランデー(適量)を入れて、ピューレ状にする。
2.パットに1を入れて2時間程冷蔵庫で冷やし固める。
3.一度フォークでかき混ぜて、さらに1時間ほど冷やし固める。
網メロンは、ネットが均一に盛り上がっているものを選ぶ。
網なしメロンは、変色や斑点、濃い筋などがなく、均整のとれた形のものを選ぶ。
店で売られているメロンは未熟な場合が多いので、すぐには冷蔵庫に入れずに、常温で追熟します。
意外にも、食べごろを見分けるのがなかなか難しいメロンですが、細胞膜の中にあるプロトペクチン分解してやわらかくなると、うま味成分が増える一方で、このタイミングを逃がしてしまうと、すぐに果肉はグチャグチャになり、格段に味が落ちてしまいます。
わかりやすい食べごろの目安としては、香りがよく、花の落ちた部分(ヘタと反対のところ)を静かに押してみて、わずかにへこむ程度が食べごろです。
カットしたメロンは、保存が効きませんので、食べ残ったら、ジュースにして凍らせると良いでしょう。
日本では、5月から8月頃が旬です。
露地物はこの頃が最も風味が良いとされています。
メロンはアレルゲンになる可能性があるので注意してください。
口の中や喉に違和感があるときはアレルギー反応の前触れかもしれないので注意しましょう。