レバー

  • 薬効:肝機能強化 疲労回復 眼精疲労緩和 貧血予防 皮膚病・アレルギー予防 

レバーは動物の内臓のなかで最もやわらかく、栄養がたっぷり含まれている部位であり、これを上手に取ることは健康への近道です。

とくに強肝食品の代表としてよく知られ、その良質なタンパクが弱った肝臓の細胞を再生します。

赤血球に必要な鉄分(植物性食品に比べ数倍も吸収率が良いヘム鉄)をはじめ、造血にかかわる葉酸やビタミンB12、鉄の利用を高める銅が豊富なことから貧血予防の働きもおおいに期待できます。

栄養面ではこのほか、ビタミンA、B1、B2、B6、同じくB群の仲間であるナイアシンが豊富です。
なかでも、ビタミンA効力はニンジンの実に10倍といわれ、皮膚や粘膜の健康、病気への抵抗力の強化、眼精疲労の解消にも効果があります。

一方、まんべんなく含まれるビタミンB群は糖質・脂質の代謝を促して体を元気にし、とりわけビタミンB6には皮膚病やアレルギー予防の働きがあります。

レバーの注目成分

タンパク質ビタミンA、B6、B12、葉酸(ヘム鉄)



当然のごとく牛・豚・鶏それぞれにあるレバー。
牛の場合は他の栄養素に加えて、抗酸化のあるビタミン様成分のパンガミン酸(ビタミンB15)を含み、豚レバーではビタミンAと鉄分の量が牛・鶏を大きく上回るなど、種類ごとの特質があります。
また3つのなかでは鶏レバーが最も低カロリーです。

共通するのは、いずれもビタミンAがたっぷりという点ですが、動物性食品に豊富なレチノールは野菜などのβ-カロテンと違い、極端に取りすぎると体に蓄積され吐き気や頭痛、下痢などの過剰症を起こすことがありますので、適量を心がけて取るようにしましょう。

レバーをはじめ動物性食品に豊富な鉄分は、筋肉中の赤い色素・ミオグロビンに含まれ、ヘム鉄といって大変吸収の良いのが特長です。
その吸収率は、野菜などの非ヘム鉄の4~7倍ともいわれています。



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