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鶏モモ肉
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鶏モモ肉は、足からモモ、そのつけ根までを含む肉で、肉質はやや固め、皮付きの場合、脂肪が多く、肉の部分には鶏肉の中で最も多くの鉄分を含んでいます。
この鉄分は若鶏よりも、運動期間の長い成長した鶏に多いようです。
脂肪は主に皮の部分に多いので、これを取り除けば量的には半分~1/4にすることができます。
体に不可欠な脂質を、適量の範囲内で取ることができます。
もともと鶏の脂肪には、血中コレステロールを抑える不飽和脂肪酸(オレイン酸やリノール酸)が多く血栓を予防します。
生活習慣病の原因とされる肉類の脂質は、一方で細胞膜をつくり、体の発育や生命の維持に働くなど適量の摂取は欠かせません。
不飽和脂肪酸は酸化しやすいのが難点ですので、食べるなら新鮮なうちにとることが大切です。
抗酸化力のビタミンEと一緒にとるのもおすすめです。
モモ肉に多い鉄分の吸収を良くするには、ビタミンCや酢などの酸味を加えることです。
胃腸の働きを助け、鉄分が体に吸収されやすくしてくれます。
おすすめメニューは「鶏モモ肉のオレンジ煮」です。
オレンジの酸味が脂肪の多い肉をさっぱりと仕上げます。
モモ肉は骨付きのまま塩・コショウ・小麦粉で味をつけてソテー、100%のオレンジジュースを加え、30分~1時間煮て水分がなくなったらでき上がりです。
ビタミンCが鉄分の吸収を高め、脂質の酸化を防いでくれます。
モモ肉を揚げるなら、唐揚げがおすすめです。
フライに比べ、衣が余分な油を吸収せず。コレステロールを10%以上減らせるという結果が出ています。