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豚バラ肉
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豚バラ肉は豚の腹側の肉で、あばら骨についている部分です。
脂肪と肉が層になって重なっているところから、三枚肉とも呼ばれます。
この部分は豚肉でも非常に脂肪が多く、赤身のヒレ肉などと比べると、その量はなんと数十倍にもなります。
調理のポイントは、この脂を上手に落とすことと、体に必要なビタミンB1、骨付き肉に豊富なコラーゲンを効率良く取ることにあります。
糖質をエネルギーに変えるビタミンB1は米食の日本人には不可欠な栄養素です。
一方のコラーゲンは、細胞どうしを結びつけて丈夫な血管をつくります。
多すぎる脂質を落として、これらを上手に取るには長時間煮込んで、スープにするのが良いでしょう。
1日がかりでじっくり煮れば、コラーゲンや水溶性のビタミンもたっぷり。いったん冷まして、上に浮いた脂肪を取り除くと良いでしょう。
足腰が弱った、肌の張りが失われた、と感じたときにおすすめなのが「骨付きバラとコンブの煮物」です。
豊富なコラーゲンやビタミンに加えてコンブのミネラルや食物繊維が加わった、まさしく長寿のスープです。
骨付きのバラ肉は下ゆでして脂肪を落とし、カツオだしで2時間ほど煮ます。
肉をやわらかくする酒とくさみを消すショウガ・ネギを加え、煮上げる30分ほど前にコンブを入れればでき上がりです。
コクがありますので味付けの塩もごく少量振るだけで十分です。
脂の多いバラ肉は調理の前に蒸したり、下ゆですることで脂を減らすことができます。
ゆでた場合、ビタミンは失われますが、カロリーダウンにはおすすめです。
目安は蒸して40分、ゆでて30分くらいです。
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