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かぼちゃ
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かぼちゃは抗酸化作用があるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養成分を豊富に含む緑黄色野菜です。
かぼちゃの種類を大別すると、表面のデコボコした日本かぼちゃとツルツルした西洋かぼちゃがあります。
日本かぼちゃは中央アメリカ・メキシコが原産で、安土桃山時代にポルトガル人によって、カンボジアから渡来したため、「カボチャ」の名前がつけられたといわれます。
西洋かぼちゃは南米ペルーあたりが原産です。
一般にくりかぼちゃといわれ、強い甘味とほくほくした肉質が人気です。
糖質の比較では、日本かぼちゃより倍以上も甘味が強く、緑黄色野菜の特徴であるカロチンも、またエネルギーもずっと多いです。
かぼちゃは、β-カロテン(ビタミンA)が豊富なほか、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などをバランスよく含んだ栄養面ですぐれた野菜です。
この数多い栄養成分の中でも、含有量の多さで目をひくのがβ-カロテンです。
近年、このビタミンAが風邪、C型肝炎などの感染症やガンといった免疫力低下によって発症する病気の抑制に効果的であることで注目されています。
β-カロテンには、粘膜などの細胞を強化して、免疫力を高める働きがあります。
免疫力が高まると、外から体内に侵入してくる有害な細菌やウイルスを撃退するだけではなく、抗がん作用も高まります。
さらにβ-カロテンには、体を酸化から守る坑酸化作用もあります。
体内の細胞の酸化は、ガンや老化など様々な病気の原因となっています。
体を酸化から守るためには、日常の食事から抗酸化成分を豊富に摂ることが重要ですが、その抗酸化成分の代表がβ-カロテンです。
かぼちゃには、β-カロテンに加えてポリフェノールやビタミンC、Eなどの抗酸化成分が豊富に含まれており、抗酸化力が極めて高い野菜です。
かぼちゃには体を温める効果があるので、冷え性の方にはうってつけの野菜です。
温かいスープにして飲めば保温効果は抜群で、病後の体力回復にも効果があります。
また、冬至に食べるとよいといわれるのは、その時期、かぼちゃを常食していると、風邪の予防になると考えられるからです。
ビタミンAとCが粘膜の抵抗力を高め、細菌感染を予防する効果を発揮します。
体力がなく、貧血ぎみの方が常食すれば、鉄分、カルシウム、ビタミンCなどの効果で、症状が改善されるでしょう。
胃や腸の潰瘍に、かぼちゃのポタージュがよく飲まれます。これはカロチンとビタミンCに、細胞粘膜を正常に保つ効果があるとされるからです。
かぼちゃのビタミン類、ポリフェノール、ミネラル、食物繊維等は、皮やワタに多く含まれています。調理の際は、これらの部分も上手に使うが良いでしょう。
ちなみにビタミンAとビタミンEは脂溶性なので、油と一緒に調理すると体内での吸収率が良くなります。
【選び方】
カットしたものは、果肉の色が濃くて締まっており、種がつまってワタが乾いていないものを選ぶ。
【保存方法】
丸ごとのものは新聞紙に包み、風通しの良い冷暗所で保存(保存期間は2ヵ月)
カットされたものは種とワタをスプーンで取り除いてラップに包み、野菜室へ(保存期間は1週間)
かぼちゃは、抗酸化作用があるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEが揃っています。
ビタミンEとβ-カロテンは油と一緒にとることで吸収率が高まります。
また、かぼちゃのビタミンCはデンプンに守られて熱に強いので、焼いたり炒めたりすると良いでしょう。
加熱すればかたい皮にも火が通るので、皮をむく必要がありません。
炒め物にする場合は、動物性や植物性のタンパク質を含む食材を組み合わせると、健康効果が高まります。
かぼちゃのβ-カロテンとヨーグルトのカルシウムは相乗効果で高血圧予防に役立ちます。
さらに、かぼちゃのビタミンCとヨーグルトのタンパク質は疲労回復に力を発揮します。
おすすめレシピ:かぼちゃのヨーグルトサラダ
かぼちゃのビタミンEと豚レバーからとれる鉄により血行が促進され、目の下にできるクマの予防や肌のくすみを予防し、美肌効果が期待できます。
おすすめレシピ:かぼちゃと豚レバーのソテー