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ズッキーニ
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ズッキーニの原産地は特定されておらず、メキシコの大型カボチャが祖先とされています。
1950年代にイギリスの料理研究家エリザベス・デイビットが紹介し、食材として人気がでます。
現在の細長い形状のズッキーニはイタリアで改良されました。
ペポカボチャの仲間ですが、つるは短く開花後5~7日程度の未熟な果実を食用にします。
日本へは昭和50年以降、アメリカから導入されています。
ズッキーニは、フランス料理やイタリア料理に良く使われ、近年店頭でも良く見かけるようになりました。
形はキュウリのようですが、カボチャの仲間で、加熱により口当りも良く、南欧風の炒め物には欠かせません。
ズッキーニには、きゅうりに似た細長いものが主流ですが、球形、円盤状などもあり、緑色のほかに黄色、クリーム色などの種類もあり、皮も種もやわらかで生食することができます。
緑のものは加熱しないとあまり美味しくありません。
韓国にはズッキーニによく似た「ホバック」と呼ばれる未熟かぼちゃがあります。
栄養面では、カボチャの仲間とは思えないほど低カロリーで、淡色野菜の中ではビタミンA(β-カロテン)が豊富なのが魅力です。
免疫力強化と抗酸化の作用で、生活習慣病予防にお勧めです。
栄養に関しては、ビタミンA以外にもビタミンCやビタミンB群の一種である葉酸やミネラルのカリウムが豊富です。
葉酸には、赤血球をつくる働きがあり、一方のカリウムは、塩分を排出して血圧を安定させ、脳卒中や心筋梗塞を防いでくれます。
ズッキーニ100gでビタミンKの1日の推奨量の半分を摂取することが出来ます。
また、GABA(γ-アミノ酪酸)や食物繊維も含んでいます。
生では味も香りもないですが、ナスに似た食感で油を使うと香りがでます。
天ぷらや炒め物、ラタトゥイユなどの煮物料理に適しています。
オリーブオイルとの相性がよく、カロテンの吸収力も上がります。
緑色のズッキーニは、生食には不向きで、加熱して調理しますが、黄色種はやわらかく匂いも少ないのでサラダにも向きます。
球形の品種は中をくり抜いて詰め物をして食べます。
先端の花落ち部分は苦味があるので5㎜程度切り落とします。
花が付いた小さい状態で収穫する「花ズッキーニ」は、蒸し料理やフリット、天ぷらなどの揚げ物に向いています。
長さ20㎝くらい、切り口が新鮮で、皮に光沢があるものを選びます。
長さ30㎝を超えるものは皮が硬かったり、中の肉質がスポンジ状だったりすることがあります。
カボチャ同様、低温障害をうけます。
新聞紙で包み常温で約1週間保存できますが、冷蔵庫の野菜室では2~3日と品質保持期間は短くなります。
長期保存すると、果肉がスカスカになります。
冷凍保存も可能ですが、肉質が劣化します。
スライスして加熱してから冷凍保存する方法もあります。
できるだけ、早めに食べるようにしましょう。