豆腐の栄養効能効果

  • 薬効:更年期障害予防 骨粗鬆症予防 貧血予防 美肌効果 

大豆製品の代表豆腐は、豆富の字を当てたり、おかべとも呼ばれています。
中国で発明され、奈良時代に日本へ伝えられたといいます。

さっぱりした味わいをもち、幅広く使えるうえ、高たんぱく質で消化が良く、カルシウムを含み、栄養的にも優れた大切な素材です。

また、焼き豆腐、厚揚げ、油揚げ、がんもどきなどの原料となっています。

豆腐は、植物性の食品の中でも豊富にタンパク質を含有しています。

原材料の大豆と同様の栄養素があり、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあるイソフラボンを含むのも特徴です。

これは骨粗しょう症の予防や、更年期障害の軽減に期待できます。
また、貧血予防や美肌作りに貢献するが豊富で、ビタミンCを含む食材と一緒にとる事で吸収率が高まります。

豆腐

さらにビタミンB1の吸収はアリシンと合わせると高まりますが、ビタミンCアリシンの両方を含むのがニラです。

ニラは火が通りやすいので、栄養素を損失させないよう仕上げに加えると良いでしょう。

豆腐の注目成分

豆腐の主な栄養成分(可食部100gあたり)

冷奴 豆腐


豆腐の食べ方・利用法

豆腐は、さっぱりした上品な風味で、そのまま食べても美味しく、またほとんどの調理法に合います。

伝統的な和風、中国風料理はもちろん、洋風の味付けにも向き、多様な料理が楽しめます。
淡泊なため野菜、肉類、魚介、卵と、相性の良い素材が多い点でも使いやすい食材です。

焼き豆腐はすき焼きに使うほか、煮物に多く使われます。
豆腐より崩れにくく、他の素材と一緒に煮る時に向きます。

豆腐は料理に合わせて水切りをすることが大切で、時間や重石によって加減します。
揚げだし豆腐など、軽く水切りする場合は、豆腐をフキンで包んでまな板か盆ざるに乗せて軽く傾け20~30分おきます。

十分に水切りする場合は、さらに上にまな板か平らな板を乗せておきます。
重石が均一にかかるようにし、平皿に水を入れたボールなどを乗せても良いでしょう。

また、薄く塩をふったり軽く茹でる方法もあります。
ただし、水を切り過ぎるとうま味も損なうことがあるので注意しましょう。

豆腐は熱を加えると凝固剤の働きが進行いて締まり、沸騰させたり長い時間火を通し過ぎるとすが立ってきます。
湯豆腐や煮物などは、火が強過ぎたり、火を通し過ぎないように気を付けましょう。

鮮度のよい豆腐ほどおいしく、出来上がって数時間後が、凝固剤の臭いがほどよく抜け、本来最も美味です。
水分が多く日持ちがしないので、なるべく新しいうちに使い切りましょう。

豆腐の栄養素を効果的に引き出す料理・調理法

栄養損失を防ぐには茹でるより炒める!
ビタミンC食材と合わせるのがお勧め

大豆の栄養素を受け継ぎ、消化吸収力が高い豆腐。
ビタミンB1が豊富ですが、水溶性のため茹でるより炒める方が適しています。
ただし、ビタミンB1は熱に弱いので、短時間でサッと炒めるようにしましょう。

また、カルシウムの吸収率を高めるために、ビタミンCを含む小松菜などの野菜と合わせると効果的です。
ビタミンCも熱に弱いので、小松菜などはかたい部分から加熱するなどの工夫をしましょう。

豆腐の食べ合わせのコツ

豆腐+ニラ

ニラに含まれるアリシンは、豆腐のビタミンB1の吸収を助ける作用があります。
これにより疲労回復や集中力を高める効果が期待できます。

ニラマーボー豆腐

豆腐+小松菜

小松菜ビタミンCは、豆腐のの吸収をサポートする作用があります。
これにより美しい髪の維持が期待できます。
また、貧血予防の働きも期待できます。

小松菜肉豆腐


豆腐の健康レシピ

豆腐とニラのガーリックマヨ炒め

小松菜と豆腐の和え物

豆腐の選び方・保存方法

製造年月日の新しいもの。
色が白くて崩れてないもの。

開封前はパックのまま冷蔵室で保存。
開封後は密閉容器に移し、毎日水を替えて冷蔵室で保存(保存期間は5日)。

おすすめコンテンツ

豆腐の関連ページ