健康に良い免疫力を高める食べ物  ニラ

ニラの豊富なβ-カロテンの働きで、疲労回復を促す

  • 薬効:スタミナ増強 便秘 下痢 腹痛 胸やけ 冷え症 貧血 つわり 鼻血 打ち身 痔

ニラが日本に入ってきたのは古く、『古事記』にも記載されています。

江戸時代には薬草として栽培されるようになりますた。
現在のように、野菜として広く食べられるようにな ったのは戦後になってからです。

ニラといえば、すぐに独特のにおいを連想してしまいますが、そのにおいは 硫化アリルという成分で、消化酵素の分泌を促し、食欲増進に効果を発揮し、ビタミン B1の吸収を高める重要な働きも果たしています。
くさいからといって敬遠するのは、もったいない話です。

ニラは、ビタミン類も多く含んでいます。
ビタミンAは、10 0gで成人男子の1日の必要量の約9割をまかなえます。

ニラ

ビタミンCも100g中25mgと豊富に含まれており、B1、B2も含んでいます。

また、カルシウムの多さもほうれんそうにひけをとりません。

料理法としては、野菜炒め、ギョウザの 具、にら玉、みそ汁、にらレバー、にら雑炊など工夫しだいでいろいろ考えられる食材です。

春から秋にかけて、同じ株から何度も収穫できるので、年間を通して出回っています。

値段も安定していますが、とくに春がもっとも安くなる時期です。
ただし、同じ根株から何度もとるうちに、だんだん繊維が多くなって味が落ちますので、できれば初期に収穫した ものを食べたいものです。

春先ならば、やわらかくて上質のものが多く出回っています。
葉が ぐったりした感じのものは、何度も収穫した株のものですから避けたほうが無難です 。

そのほか買うときのポイントは、葉先がまっすぐ伸びていて勢いのいいもの、葉の肉が 厚く、みずみずしい感じのものを選ぶと良いでしょう。

保存は、ぬれた新聞紙などにくるんで冷蔵庫に入れて保管すると良いでしょう。

ニラの注目成分

ニラの主な栄養成分(可食部100gあたり)



ニラの選び方・保存方法

全体的に鮮やかな緑色でハリがあり、瑞々しい。
葉の幅が広く肉厚。
葉先がピンとしていて、茎が折れていないものを選ぶ。

ニラを保存する場合は、軽く湿らせた新聞紙で葉を折らないように包み、ラップで包んで野菜室で保存(保存期間は3日間)

ニラの栄養素を効果的に引き出す調理法

油炒めで栄養の吸収率をUP!仕上げに余熱でサッと

ニラは免疫力を高めるβ-カロテンを豊富に含みます。
香り成分のアリシンとの相乗効果で、疲労回復への期待大です。

このベーターカロテンの吸収率を高めるには油炒めが最適です。
ただし、ビタミンCの損失があるので加熱のしずぎはNGです。
ニラは火が通りやすいので、余熱で火を通すくらいで良いでしょう。

タレの薬味など、生食なら栄養を無駄なく摂取できます。

ニラのおいしい食べ方

にら納豆

  1. にら1束をサッとゆで、冷水でさます。
  2. 良く水気をしぼってざく切りにする。
  3. かまぼこ2cmを、細切りにする。
  4. ひき割り納豆1パック、しょうゆおおさじ2、ねりがらし少々をまぜ、にらとかまぼこをあえる。
  5. 小鉢に盛り、中央をくぼませて卵黄を1個ずつのせる。

ニラの健康美容効果倍増の食べ合わせ

ニラ+アボカド

ニラのβ-カロテンビタミンCビタミンE、アボカドの食物繊維により、動脈硬化を予防する働きが期待できます。
免疫機能も高め、疲労回復や風邪予防にも貢献します。

おすすめレシピ:アボカドとニラの甘辛炒め

ニラ+木綿豆腐

ニラのビタミン、豆腐のイソフラボンの相乗効果により、アンチエイジングの効果があると言われています。
また、ビタミン類の働きで風邪予防効果も期待できます。

おすすめレシピ:ニラ入り炒り豆腐

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