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ゴマ
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紀元前4000年以前のエジプトのピラミッドからも見つかったというゴマ。
現存する中国最古の薬物書「神農本草経」には不老長寿の秘薬と書かれているそうです。
日本には奈良時代、仏教とともに伝わり、精進料理の材料としても使われました。
脂肪とタンパク質に富み、とくに脂肪分は小さな粒全体の半分以上を占め、そのほとんどが不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸は、血管をきれいにし、悪玉コレステロールの低下や動脈硬化の予防に期待できます。
中でも多いのがオレイン酸、リノール酸の二つです。
それ以外でもパルミチン酸、ステアリン酸、リノレン酸などを少量含有しています。
これらの植物性油脂が健康や美容にすぐれた効果を発揮します。
ゴマのタンパク質は、必須アミノ酸を含む良質のもので、大豆に匹敵する栄養価を誇っています。
ゴマのセサミンは、肝機能強化や動脈硬化予防に貢献すると言われています。
その他、カルシウム、ビタミンB1、B2、リン、鉄、などを豊富に含み、まさに滋養強壮食品の代表選手です。
精進料理の主役として、修業僧の健康維持に一役買ったというのも、うなずけます。
また、ゴマ油は白ゴマから作られることが多く、さまざまな利用価値があります。
ゴマ油は健康メリットはあるが、オメガ6系の脂肪酸なので取り過ぎには注意しましょう。
黒ごまをすり、小麦粉とハチミツを加えて、よく練ったものを蒸して食べると、便通がよくなります。
便がかたくて出にくいときや残便感のあるときは、黒ごま15g、米60g、あんずの種(杏仁)60gを一晩水につけてふやかしたものをすり鉢でペースト状になるまでつぶし、火にかけてよく煮つめます。
最後に砂糖を加えて、数回に分けて食べます。
ごまを常食すると、ビタミンEなどの作用で末梢の血行が良くなり、毛髪に栄養がよく行き渡るようになります。
その結果、髪のつやが良くなり、黒々としてきます。
抜け毛がひどいときには、さかずき1杯のごま油に、等量の塩をよく混ぜたものを頭皮にすりこみ、よく指先でマッサージします。
そのあと熱いタオルで、きれいにふき取ります。
毎日、風呂上りにこのマッサージを繰り返せば、抜け毛や白髪の予防になります。
ごまを常食していると、血管が丈夫になり、血中に沈着したコレステロールや中性脂肪を除きます。
これはリノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸の働きによるものです。
ごまを常時食べていると、造血作用が促進され、軽度の貧血ならば治ってしまいます。
食卓にいつもごまを用意し、ご飯やサラダ、漬け物などに振り掛けるようにすれば面倒もなく、ごまを摂ることができます。
番茶に、すりつぶしたごま塩一つまみを入れたものを、お茶がわりに飲んでいると、生理痛がやわらぎます。
番茶に、数的ごま油をたらして飲んでも、同様の効果が得られます。
黒ごまと氷砂糖を8対1の割合で一緒にすりつぶします。
これを朝夕15gずつ熱湯を注いで飲みます。
痰の出ない、乾いたせきに効果があります。
軽いやけどでしたら、水で十分冷やしたうえで患部にごま油を塗ります。
ごま油の消炎作用で患部が癒されるのと同時に、化膿を防いでくれます。
切り傷の場合は、傷口をきれいに水で洗い、ごま油を患部に塗ります。
ごま油の膜が外気を遮断し、雑菌に感染することを防いでくれます。
ごまは、小さな粒のさらに内側に強力な健康効果を発揮する栄養素を保有しています。
この栄養素を効果的に摂取するにはひと手間かけましょう。
ごまを炒って、さらにすりつぶすことで、種皮が壊れて栄養素の消化吸収が高められます。
ごまやしらすに含まれるカルシウムは、骨の形成に効果があると言われています。
これらを合わせて取ることで、骨の生成に役立つほか、骨粗しょう症予防の効果が期待できます。
粒の大きさが揃っている。
実が締まっていて、よく乾燥している。
9~10月