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米
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日本人の食生活と絶対に切り離せないのがお米です。
毎日食べる主食だけにおろそかにできませんし、工夫することも大切です。
たとえば1年365日、白いご飯だけというのではなく、便秘気味なら食物繊維豊富な玄米を食べたり、胃が弱っていると感じたら胚芽米のおかゆにするなどの使い分けを考えてみると良いでしょう。
今日はどの米を食べようかというところから献立を考えれば、その分料理のバリエーションもどんどん広がっていくでしょう。
ほぼ8層からなる米は、外側の皮をどの程度取るかによって玄米、胚芽米、精白米などに分類され、近年では色素成分のある古代米の赤米や黒米も店頭に並ぶようになっています。
精白米に比べて、食感や味はゆずるものの、栄養面で優れているのが玄米(もみの状態から外皮・中皮・内皮を除いたもの)や胚芽米(玄米からぬかを除いたもの)です。
玄米の栄養成分には、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミンB1、B2、C、E、ニコチン酸、パントテン酸、リン、食物繊維、各種ミネラルや酵素類などが含有されています。
赤米や黒米は豊富な天然色素が抗酸化力を発揮してくれるほか、米以外の穀類と混ぜた五穀米にはミネラルや食物繊維の補強が期待できます。
これに対し、精白米は粘り気のある食感や甘みなど、他のものに変えがたい美味しさがあるものの、栄養面ではぬかと一緒に捨ててしまったビタミンB1が不足するのが泣きどころです。
ビタミンB1が不足すると心配なのが、全身の倦怠感や手足のむくみを招く脚気(かっけ)です。
糖質の代謝不足で脳の働きが悪くなることから起きる抹消神経のトラブルで、かつては日本人大変多い病気でした。
現在はあまり見ることがなくなったものの、糖質にエネルギーの多くを頼っている私たちにとって、とりわけB1は意識してとるべき栄養素といえるでしょう。
糖質のエネルギーへの代謝を正常に保つうえでも、副食とのバランスなどの配慮が大切です。