自然薯の栄養、効能効果

山いもには自然薯、長いも、やまといも、つくねいもなどの種類がありますが、最も体にいい成分が豊富にふくまれているのが自然薯です。

長いもややまといもは中国などが原産地ですが、自然薯は日本原産の植物です。
自然にはえることから「自然生」とも書きます。

自然薯は、縄文時代、まだ農耕が行われる前から、日本人の貴重な栄養源とされてきました。
また、古くから漢方薬としても珍重されていました。

自然薯

いもの部分だけでなく、秋になるとツルの部分につく実「むかご」も食べられてきました。

自然薯は長いもより強い粘りがあり、風味も強く、様々な体に良い成分が含まれています。
消化酵素のアミラーゼ、生殖能力に関わる酵素のアルギニン、ネバネバ成分のムチンタンパク質成分のディオスコリン、ディオスゲニン、コンドロイチンなどです。
食物繊維も長いもの2倍です。

自然薯が生で食べられるのは消化酵素のアミラーゼが豊富に含まれるからです。
食欲不振や消化機能が弱っている人にもおすすめです。

ムチンは血糖値やコレステロール値の抑制、高血圧の予防などの効果があります。
また、胃の粘膜を保護する働きもあります。

ディオスコリンには、インフルエンザを予防する効果があります。
ディオスゲニンは、神経伝達物質ドーパミンを調整したり、ホルモン分泌を促進したりする男性ホルモンの一種で、DHEAを増やす役割があると言われています。

自然薯は、以前は栽培が難しく手に入れるのが大変でしたが、近年、各地で栽培されるようになりました。
と言っても、まだ収穫量には限りがあり、スーパーで手軽に手に入れるというのは難しいようです。

収穫は10月の終わりごろから12月いっぱいです。
生産者から直接、通販で手に入れる方法もあります。

自然薯のパワーには負けますが、長いもや、やまといもにもアミラーゼやムチン食物繊維などが豊富に含まれているので、自然薯が手に入らないときはこちらを利用すると良いでしょう。

自然薯の注目栄養素・成分

自然薯の期待される効能効果

  • 腸の健康、アンチエイジング、美容、胃の健康(胃粘膜保護)

自然薯の美味しい食べ方

  • すりおろしてとろろ汁、麦とろご飯、山かけ。
  • サラダ、ソテー。

11月下旬~4月の抗菌成分レクチンが多すぎない時期が食べごろです。

とろろご飯



自然薯レシピ

自然薯ピザ

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