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お茶
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お茶は、茶樹をはじめとする植物に含まれる成分を、お湯に抽出させて飲む飲み物です。
それらの成分が健康に良いということは研究結果からも明らかになり、お茶は天然の健康飲料として注目を浴びています。
ただ健康に良いだけでなく、お茶は飲み飽きることなく、その味や香りが心身を癒してくれることも魅力でしょう。
仕事の合間にお茶を飲みながら一息つけばリフレッシュでき、また、誰かと一緒に飲めば話がはずみ、心に充実感が持たされます。
日本の昔ながらの家には、「茶の間」という空間がありました。
もちろん、現代の生活空間では誰もが茶の間を持てるものではありませんが、茶の間でお茶を飲むように、ゆったりした時間を過ごす、現代人にはそういったことが大切なのではないでしょうか。
茶には、タンニンとカフェインが含まれています。
また、緑茶にはビタミンCが含まれていますが、1杯の緑茶に2mgと、ごく微量なため、栄養価として取り上げるほどではありません。
カフェインは大脳中枢を刺激し、神経や筋肉の働きを活発にする作用があります。
また、タンニンには、止血作用や収縮作用があります。
下痢をしたときにお茶を飲むと、症状が治まることがあります。
これはお茶に含まれるタンニンに、便をかたくする働きがあるからです。
紅茶は最もタンニンを多く含むので、下痢の時の水分補給には、紅茶を飲むと良いでしょう。
カフェインには利尿効果があるので、腎臓病などで尿の出にくい人には、お茶は最適の飲み物です。
カフェインが神経を刺激して、興奮させることはよく知られています。
ドライブや受験勉強などで眠気を防ぎたいときは、お茶を飲むと頭がスッキリします。
眠気防止というと、コーヒーを飲むことが多いのですが、緑茶などにも同様の覚醒効果があります。
逆に、夜寝る前にお茶を飲むと、カフェインの作用で眠れなくなることがあるので、注意しましょう
お茶を飲むとホッとしますが、このリラックス効果はテアニンによるものとされています。
玉露やかぶせ茶など、高級茶ほどテアニンが多く含まれています。
お茶でうがいをすると、咳やのどの痛みに効き目があります。
また風邪の初期には、番茶に梅干しを入れて飲むとよく効きます。
中国茶には油脂を溶かす成分があり、毎日飲めば、体の脂肪を減らす効果があるといわれています。
油っこい中華料理の後に中国茶を飲むのは、そのためだといわれます。
ただし、この説には、まだ科学的な証明が得られていません。