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トレビス
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イタリア北部の冷涼な気候で育てられたトレビス。
近年では、色野菜の人気からか、八百屋やスーパーなどでも見かけるようになりました。
トレビスは、チコリの変種で、レタスのように球形に結球するものをトレビスと呼んでいます。
日本にはレストラン向けに1980年代に輸入され、イタリア料理の普及とともに輸入が増え、国内栽培も増加してきた野菜です。
砲弾型のものは「ベローナ」と呼ばれます。
最近はカットサラダの中にも見られるようになりました。
別名レッドレタス・イタリアンレタス・レッドチコリと呼ばれるトレビスは、キャベツに似て白い葉脈がありますが、実はチコリの仲間でキク科の野菜です。
葉の硬さはレタスとキャベツの間ぐらいで肉厚で歯ざわりがよく、芯の部分もやわらかいので、生のままサラダにするのが一般的です。
トレビスの特徴はほろ苦い味にあります。
ちぎったレタスにクレソンやエンダイブなど、苦みを楽しめる野菜に加えると、彩りも味もよいサラダになります。
赤紫と白のコントラストが美しいトレビスですが、この赤紫色の色素は、ブルーベリーや赤ワインにも含まれているポリフェノールのアントシアニンで抗酸化作用があります。
この強い抗酸化作用により、目の疲労回復や肝機能の向上、動脈硬化や高血圧の予防効果と関連があるのではないかと期待されています。
アントシアニンは熱に弱く水溶性なので、加熱調理する場合は短時間で行いましょう。
火を加えると苦みが増します。
トレビスに含まれる栄養面の効果としては、カリウムの利尿作用がむくみ防止に役立つでしょう。
また、トレビスはレタスの2倍の食物繊維を含んでいます。
レタスと同じようにサラダで利用します。
ほろ苦さが特徴で、暑い時期のものや過熟のものは苦みが強いことがあります。
ピザに乗せたり、オリーブオイルや粉チーズをかけてマリネにします。
茹でると色素が流れ出て色落ちしてしまいます。
トレビスは火を通すことで色落ちしますが、生でいただくのとはひと味違う美味しさが楽しめます。
独特の歯触りとほろ苦さがバターとぴったり合います。トレビスの苦みは、乳製品ととても相性が良いのです。
葉にハリがあり、持つとずっしりと重いもの。
色が鮮やかで固く巻いているものを選びます。
秋冬のものは苦味がマイルドになります。
保存する場合は、新聞紙でくるんで、冷蔵すると1ヵ月くらい保存できますが、早めに使い切ることをお勧めします。