牛肉・ヒレ

  • 薬効:滋養強壮 疲労回復 貧血予防

ヒレ肉はロースと背肉の内側にある筒状の肉のことです。
1頭の牛から60センチほどの大きさのものしか取れず、かなり高価な部位でもあります。

肉の中では低脂肪・高タンパクの牛ヒレ肉は、ロース肉と比べ鉄分が多いなど、健康面でおすすめです。
肉質もやわらかくクセもありませんので、ステーキにすると美味しいでしょう。
ただし脂質は0ではありませんので食べすぎには注意しましょう。

ヒレ肉を焼く際は低脂肪を過信せず、網焼きにしてコレステロールをもうひとしぼり落とすのが賢い方法です。

油なしでも焦げ付かないフッ素加工の鍋なら、はじめに強火で肉自体から脂が出るように、これによって焼くようにすることです。

加熱のし過ぎは、肉がかたくなり消化にも良くありませんので、ベーコンを巻いて焼くのもおすすめです。
水分の蒸発を抑えるうえ、風味が一層加わります。

牛ヒレ肉(和牛)

牛ヒレ肉の注目成分

タンパク質(ヘム鉄)、ビタミンB1

牛ヒレ肉の主な栄養成分(可食部100gあたり)



牛ヒレ肉の選び方・保存方法

鮮紅色でツヤがあり、きめ細かく締まっているものを選ぶ。
褐色になったものは古くなっているので避けましょう。

保存する場合は、ペーパータオルで水気をふき取り、ペーパータオルで包む。
さらに空気が入らないようにラップでしっかり包んでパーシャル室で保存(保存期間は1週間)。

牛ヒレ肉の食べ方

中高年になったら肉は極力控えめにといいます。
しかし、ボリューム感ある肉のかたまりにかぶりつく充実感はやはり格別なものです。
食べたいものをやせ我慢してストレスをためたのでは、かえって健康に良くありません。

そこでおすすめなのが、脂肪少なめな「牛ヒレ肉のステーキ」です。
調理の際は肉に塩・コショウをし、鉄板を十分に熱くして焼きましょう。
レアなら片面3分、ミディアムなら5分焼いてでき上がりです。
皿に盛るときはビタミン豊富なクレソンやレモンを添えると良いでしょう。

牛肉のタンパク質は、日々の食事で取らなければならない必須アミノ酸のうち、ストレスや不安を抑えるトリプトファンが不足気味なので、時にはチーズや卵などを合わせてとると良いでしょう。



牛ヒレ肉の栄養素を効果的に引き出す調理法

表面をしっかり焼いて余熱で火を通し、ビタミンの損失を防ぐ

牛肉は、必須アミノ酸をバランスよく含んだタンパク質が特徴です。
その中でもヒレ肉は低カロリーです。

栄養素はタンパク質の含有量が目立ちますが、ビタミンB1B2も含みます。

ビタミンB1は加熱すると損失してしまうので、これを防ぐにはまず表面をしっかり焼いて、アルミホイルに包んで余熱で火を通す程度にすると良いでしょう。
また、ビタミンB2は日光に当たると効能が弱まるので注意しましょう。

牛ヒレ肉の健康美容効果倍増の食べ合わせ

牛ヒレ肉+トマト

トマトのビタミンCが牛ヒレ肉のの吸収率を高めます。
これにより肌色を明るくする美肌効果や、美しい髪を維持する働きが期待できます。

おすすめレシピ:牛ステーキのトマトソースがけ

牛ヒレ肉+にんにく

にんにくに含まれるアリシンは、牛ヒレ肉のビタミンB1の吸収率を高める作用があります。
これにより疲労回復や神経機能を保つ働きが期待できます。

おすすめレシピ:ガーリック牛ステーキ丼

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