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ドクダミ
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日本では北海道南部から沖縄にかけてどこでも自生する生命力がたくましい多年草で繁殖力が強い植物です。
身近な野草ですが、抗菌、殺菌力に喉の腫れを抑えたり、解毒作用もある薬草です
ドクダミには、カリウム、カルシウムなど不足しがちなミネラルが豊富なのが特徴です。
高血圧の予防、利尿作用、抗菌、殺菌効果、皮膚疾患にも効果的です。
使用部分は主に葉を用います。
花が咲く6~7月頃の葉をとり、水洗いして生のまま外用として、または乾燥させたものを茶葉として利用します。
初夏の6~7月は、ドクダミの持つ成分が豊富な時期です。
乾燥させて飲む場合も、外用で使用する場合も、この時期の葉を利用すると良いでしょう。
不溶性の食物繊維が豊富なドクダミの葉は、宿便を取り除き新陳代謝を高めるのでダイエットにも効果的です。
薬膳の効能は、皮膚疾患、解毒、咽喉の腫れや痛みの緩和、血圧を下げるため高血圧の予防や利尿作用、抗菌、殺菌力があります。
ドクダミは、煎じて飲むのがポピュラーな利用法ですが、生の場合は葉と茎をすりつぶして、おできなどの患部につければ症状を和らげると言われてきました。
これは、ドクダミの抗菌、殺菌効果などが患部に効くことの、昔ながらの知恵によるものでしょう。
ドクダミの葉は、不溶性の食物繊維が豊富で宿便を取り除き、新陳代謝を高めるためダイエットにも効果的です。
他にも生葉を揉んで鼻の穴に詰めて鼻炎の改善や便通改善、利尿作用があるとされ、民間療法で親しまれてきた薬草の一つです。
乾燥させた葉2~3gに対し、お湯を200mlで煎じます。
どくだみ茶は乾燥させた葉を10g程度、鍋に500~600mlの水と一緒に入れます。
好みの量のハトムギを加えると飲みやすくなります。
弱火で煮詰め、鍋の水が半分になったら漉して完成です。
ドクダミの成分の変化を防ぐため、土鍋や陶器などを使うのがベストです。
効能は落ちますが、煮詰めずポットで淹れてもOKです。