にんじんの効果的な調理法と選び方
にんじんには、たっぷりと含まれるビタミンA(β-カロチン)のほかにも、ミネラル分のカリウムや食物繊維が豊富です。
調理の際は、色素であるβ-カロチン集中している皮の部分をできるだけ活かすように、新鮮なものは皮をむかずに使用したり、むく場合でもごく薄くむくようにすると良いでしょう。
また、にんじんは葉の部分にもビタミンビタミン、ミネラルがたっぷり含まれますので、葉つきのものが手に入った際は、炒め物やおひたしでいただくと良いでしょう。
にんじんを料理に使う際、注意しなければならないのは酵素のアスコルビナーゼです。
この、酵素には、他の食材のビタミンCを壊してしまう作用があり、せっかくのサラダの栄養が半減、などということにないかねません。
これを防ぐには、味付けに酢を使うのがコツです。
酢には、アスコルビナーゼの作用を抑える力があり、サラダでも酢をきかせたドレッシングを使えば心配はなくなります。
他にも、酵素が熱に弱い点を利用してサッとゆでたり、炒め物にするのも良いでしょう。
にんじんには、脂溶性のビタミンA(β-カロチン)をたっぷり含んでいるので、油との相性が良く、炒めたり、天ぷらにするのが賢い料理法です。
同じ根菜のゴボウとともに、千切りをかき揚げ風でいただく「ニンジンとゴボウの二色揚げ」はお勧めです。
にんじんの選び方
にんじんを選ぶ際は、濃い橙色で、肌につやがあり、形の良いもの、硬く引き締まったものを選びましょう。
葉の付け根が細いほど、芯も細く味の良いもののことが多いようです。