にんにくの効果的な調理法と選び方

滋養強壮にお勧めのニンニクですが、その食べ方には注意が必要です。
長期間、大量に摂り続けると、アリシンの強力な殺菌力が有用な腸内細菌まで殺したり、血液中の赤血球が溶けて貧血になることがあります。

そうならないためには、生ニンニクなら1日1片、加熱したものなら2片までを目安にすると良いでしょう。

生の刺激は胃粘膜の負担になることもあり、できれば空腹時は避けたり、胃腸の弱い方は注意してとるようにしましょう。

ニンニクの臭いがどうしても苦手という方は、炒め物など加熱することで多少やわらぎます。

臭いの成分アリシンはまた、タンパク質と結合しやすいため、肉などと一緒に食べれば気にならなくなるでしょう。

一方、アリシンの持つ効果を高めるためには、ニンニクの細胞を壊すことがポイントになりますので、包丁の背でたたいたり、みじん切りにするなど、できるだけ成分が出るようにすると良いでしょう。

また、アリシンの殺菌力は加熱により弱まりますので、火にかける時間は15分を限度とすると良いでしょう。


ニンニクの簡単レシピ

にんにく醤油漬け

ニンニクをとるのに最もシンプルな「焼きニンニク」がお勧めです。

皮をむき、1片ずつほぐしたものをホイルに包んで焼いていただくだけです。
加熱により胃への負担が減りますので、安心して食べられます。

ほかにも、すりおろしたものを少量トマトジュースに加えたり、皮をむいて醤油漬けにしたり、工夫してみると良いでしょう。


ニンニクの選び方・保存方法

ニンニク保存

ニンニクを選ぶ際は、外の皮がしっかりと重なり、白くふっくらと重みがあるものを選びましょう。

芽の出ているものは避けるようにしてください。
保存はネットなどにいれ、軒下など風通しの良い所に吊るします。

暗い場所は、発芽しやすいのでNGです。

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