蜂蜜(はちみつ)の栄養、効能効果

はちみつの主成分は、ブドウ糖と果糖ですが、そのほかには、ショ糖、タンパク質、乳酸、リンゴ酸などを含んでいます。
また、ビタミン類やミネラル類を含みます。

花の種類によって、味や成分に差があります。
色が透明で美しく、味も香りもさわやかなのは、ミカンなどの柑橘類の花からとったものです。
レンゲ、クローバなどのはちみつも上等です。
栗やとちの花のはちみつは、甘みは強くてもアクがあるので、あまりお勧めできません。



はちみつの疲労回復効果

疲れたときにハチミツをひとなめすると、著しい疲労回復効果があります。
もともと糖質は、体内に入ってすぐにエネルギーにとなるため、即効性があるのです。
疲れると甘いものが欲しくなるのも、こうした生理的な要求によるものです。

ハチミツは効き目が早くあらわれるので、ハチミツとをあわせて飲めば、疲労回復にいっそう効果的です。
リンゴ酢とハチミツをそれぞれ小さじ2杯、コップ1杯の水に溶いて毎日飲むと、疲労が取れ、健康維持に大いに役立ちます。

下痢止め効果

ハチミツ30mlをコップ1杯の水に溶いて、1日1回飲みます。
慢性の下痢によく効きます。

咳、のどの痛み

風邪によるのどのトラブルには、白湯にハチミツを小さじ2~3杯溶かして飲みます。
のどが楽になり、咳が治まります。
これはハチミツに肺をうるおす作用があるからです。

また、ナシにハチミツをかけたものを蒸して食べると、いっそう効果があります。

のどの痛みには、うがいが欠かせません。
大根おろしコップ1/3に、小さじ1杯のハチミツを加えたものでうがいをします。
これを1日3回繰り返すと、のどの痛みや炎症が治まってきます。



唇のあれ、口角炎

唇が荒れてかさかさになったときは、ハチミツをぬります。
ひび割れて痛むときも、ハチミツを塗れば痛みがやわらぎます。

口の端が切れて痛む口角炎の場合にも、切れた部分にハチミツを塗ります。
痛みがやわらぐと共に、細菌の感染を予防します。

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