大島桜(オオシマザクラ)

  • 薬効:抗菌作用や鎮静作用(樹皮)、安眠作用(葉)
  • バラ科サクラ属 落葉樹
  • 分布:伊豆諸島。かつて薪炭用に植栽されたものが関東南部の海岸に分布
  • 生育場所:山地や海岸近くの林。公園などにも植栽される
  • 採取時期:3~4月(葉)

大島桜・オオシマザクラ

大島桜とは

伊豆諸島に分布する桜の一種で、伊豆大島に自生することからこの名がつきました。
鮮やかな緑色の葉がでると同時に、大きな白い花を枝いっぱいに咲かせるのが特徴で他の桜と区別することが容易です。

満開の頃は白い花と若葉の淡い緑のコンストラクタがとても美しいです。

桜餅の葉は大島桜の葉で、独特の香り(クマリン)があります。
生葉はほとんど香りはないが、熱い塩水に浸けておくと、香りが立ってきます。

大島桜の花は白っぽくて、大ぶりで、緑の若葉と共に咲くので、その姿は「桜の貴婦人」と称されています。

6月頃、濃紫色の実をつけます。
この実を白ワインに浸けると、美味しくてきれいな色のワインになります。

寒緋桜(かんひざくら)の黒熟の実も同様に利用されます。
本種は数多くの園芸品種の親株となっています。
有名なのはエドヒガン系種との交配により、生まれたと考えられる「ソメンヨシノ」です。

大島桜の栄養成分



大島桜の料理レシピ

大島桜の葉の塩漬け

  1. 葉をよく洗い、塩ゆがき、氷水に放し色止め。
    丘上げし、水分をしっかりとる。
  2. 葉に対して30%位の荒塩を両面にまぶし、つぶれない程度に重石をする。
  3. 水分が出てきたら取り除き、容器に入れなおし、冷蔵庫で保存する。
  4. 使う時はボウルに水をたっぷり入れ、30分~1時間程度水に浸し、塩を抜いて使用する。
    (塩分を少し残す方が味も香りも良い)


大島桜の動画

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