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クミン
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クミンはセリ科の一年草で、もともとはエジプトのナイル川上流に原生し、生命力が強く暑い気候に適した植物です。
クミンはカレーを連想させる強い香りで、エスニック料理には欠かせないスパイスです。
ほのかな苦味を含み、ピリッとした辛味があります。
食用以外にも薬用植物として使われ、古くはミイラの防腐剤としても用いられていました。
紀元前1400年頃のミケーネ文明でもその形跡があり、アラビアンナイトにも記されているほどです。
クミンは辛味がやや強く、カレーをはじめエスニック料理によく利用されるスパイスです。
クミンの薬膳としての効能は、下痢や腹痛の治療、胃腸内のガスを排出する駆風作用、血を貯蔵し、気を巡らせる肝機能を高めるなどがあります。
他にも胃腸によく働きかけ、腹痛や消化不良を改善します。
カレースパイスの基本は、コリアンダーの香り、クミンの辛味、ウコンの色付けです。
さらに数種類のスパイスをブレンドしてカレーが出来上がります。
クミンの辛味成分はクミナールといい、消化促進や解毒作用があります。
この辛味を利用して、メキシコ料理ではチリコンカーンのスパイスの一つとして利用されます。
量を多く使用するとクミンの独特の香りが強すぎるため、スパイスをミックスするなどして少量で使われます。
クミンは粉末でも香りが強いのが特徴です。
粉末はカレーなどで他のスパイスとミックスするのに便利です。
薬膳で鶏肉は体を温め、気を補います。
特に胸肉は疲労回復の効果が高いのが特徴です。
ヨーグルトを鶏肉にもみ込んで焼くと、インド料理で有名なタンドリーチキンになります。
鶏肉にクミンを加えることで、食欲をそそり、胃の働きを良くすることができます。