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キダチアロエ
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日本薬局方に収載されている薬のアロエは「ケープアロエ」で、キダチアロエは同属異種です。
キダチアロエの原産は地中海沿岸や南アフリカで、エジプトなどの地中海沿岸では古来より薬として使用されてきました。
ケープアロエは日本では市販薬の便秘薬として薬局で販売されています。
アロエの使用には外用と内服用があります。
外用では粘質成分のムチン質が老化した皮膚の結合組織を浸潤し、アミノ酸や糖タンパクなどの含有成分が細胞を活性化します。
内服用ではアロエの苦味成分のアロインとアロエエモジンが胃壁を刺激して、胃液の分泌を促し胃の活動を活発にする健胃作用と、便秘薬としての効果を現します。
アロエウルシンという成分はアロエを切ったときのねばねばした粘液に含まれ、この粘液が潰瘍になっている部分をおおってアロエウルシンが潰瘍治癒効果を発揮します。
この他の成分には血液凝固作用があるので胃壁の出血を止めます。
アロエの有効成分は熱に安定なので煎じても効力は同じです。
アロエと同量の水を入れ半量まで煮つめます。
布ごしした液を1日3回、1回に大さじ1杯飲みます。
身体の調子で自分の適量を決めます。
すりおろし汁を飲む場合の適量は大人で1日15gでこれを3回にわけて飲みます。
乾燥アロエの粉末では1日に小さじ1杯を2~3回に分けて飲みます。
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