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ナツメ
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中国ではポピュラーな香辛料のナツメですが、原産地はヨーロッパ南部、そしてアジア西南部です。
日本には中国から渡来し、その後日本各地で広く栽培されています。
実は、まだ成熟しきっていない9月~10月頃に採取します。
蒸してから日干しにして乾燥させたものをタイソウといい、漢方に用いられます。
脾胃の働きを良くすることで気血を補うため、怒りやすく、イライラしたり、憂うつ、気持ちが不安定になる時に落ち着かせます。
また、不安感などで不眠気味な時にも摂取したい食材です。
女性の月経期間中や、更年期のイライラが発生した時など気分が不安定になりがちな時に摂取するのも効果的です。
中国では「毎日食べると老いない」とも言われているナツメは、アンチエイジングにも威力を発揮します。
胃や肝臓に溜まった老廃物を排出してくれるカリウムが豊富なため、くすみのない美肌に導いてくれます。
乾燥ナツメをスープや鍋に入れる時は、水から煮て戻し、煮汁ごと食べましょう。
ぬるま湯で戻してやわらかくなった実をちぎって、炒め物に用いても良いでしょう。
ナツメは、そのままドライフルーツとしておやつでも食べられますが、皮が固いため、胃に負担がかかる場合もあります。
その場合は包丁で刻んで、湯で煎じて薬膳茶として摂取すると良いでしょう。
乾燥したナツメを2~3粒をよく洗い、鍋に好みの量の黒糖、スライスしたショウガを入れ、300mlの水が2/3程度になるまで弱火で煮詰めます。
黒糖にはショウガと同様、体を温める効果があるため冷え性や疲労の改善、血の巡りをよくし、貧血などの改善に効果的です。