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セントジョーンズワート
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セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ) とは、ヨーロッパ、アジア、北アフリカが原産のオトギリソウ科の多年草です。
中世では悪魔払い、厄除けとして利用され、十字軍も利用した歴史があるセントジョーンズワートは、現在では主に抗うつのハーブとして利用されています。
落ち込んだ時に気持ちを安定させてくれます。
外用では消炎、抗菌、止血、鎮痛作用があります。
精神面では抗うつ、不眠など多くの効能があり、月経前のホルモンバランスの崩れによる、不安定な気持ちを落ち着かせます。
セントジョーンズワートが、気分を安定させる理由は、生体色素のヒぺリシンとヒペルフォリンという成分によるものです。
セントジョーンズワートの茎や葉の赤黒い色素がヒぺリシンです。
ヒぺリシンは、体内にある幸せホルモンと呼ばれる神経間で伝達するセロトニンを増やすため、気分が向上します。
ヒペルフォリンは、セロトニンが伝達しやすくなるようにシナプスを調整します。
この2つの成分の組み合わせで、幸せホルモンが増え気持ちが安定します。
セントジョーンズワートを服用する場合は、ハーブティーで摂取するのが一般的です。
EU諸国では医療品扱いになっているほど、効能効果が強めのハーブです。
持病があり医薬品を服用している人がセントジョーンズワートを利用する場合は、必ず医師に相談しましょう。
近年では強い抗ウイルス作用でも注目されています。
沸騰したお湯300mlに対し小さじ1杯のセントジョーンズワートを入れ、3分程度蒸らしたものを服用します。
セントジョーンズワートだけではやや癖があるので、ハーブティーとして楽しむなら好みの茶葉をブレンドすると良いでしょう。
セントジョーンズワートに合う茶葉は、リフレッシュしたい時はレモンバームやレモングラス、落ち着きたい時はネトルと紅茶で合わせるのも良いでしょう。