免疫力を高める健康
食べ物・栄養食品
効果効能ナビ
カモミール
スポンサーリンク
スポンサーリンク
カモミール(カミツレ)は、ヨーロッパ原産でキク科の白い花を咲かせる野菊です。
英名ではジャーマンカモミールといい、市場でカモミールと略されています。
主に花が利用され、植物を使った治療法で最もよく使われるハーブの一つです。
鎮静、鎮痛、抗炎症、鎮痙、収れん、抗アレルギー、抗かび、解熱、精神安定などのさまざまな作用があり、多くの効能を持つカモミール(カミツレ)は、古代バビロニアでは、すでに薬として利用されていました。
ヨーロッパでは健康補助食品、化粧品、医薬品などに幅広く使用されています。
気持ちを安定させる働きもあり、安眠にも効果的です。
花には精油0.5~1%を含み、カプリン酸、ノニル酸をはじめ数多くの生理活性物質を含んでいます。
ハーブティーとして飲むと、静穏作用と睡眠誘導作用があり、就寝前に飲めばよく眠れます。
常飲すれば消化を促進し、血圧を正常に保ちます。
美肌や生理不順、ヒステリーなど女性特有の諸症状にも有効であることから“マザーハーブ”ともいわれています。
発汗作用があるので風邪や風邪の初期症状である咽頭や鼻の痛みにも効果を発揮します。
喉風邪の時は、ハーブティーで体を温めましょう。
カモミール(カミツレ)のもつアズレンという成分に炎症を抑える作用があるため、喉の炎症を回復させる効果があります。
ヨーロッパにも日本の民間療法と同じようなアロマ療法(香りを利用した治療法)とフィト療法(植物を使った治療法)があります。
用途の多いカモミールには、皮膚の炎症を鎮める作用もあります。
肌荒れ、傷、日焼け、湿疹などの状態には、フェイシャルスチームや入浴剤として使ったり、クリームや軟膏を塗りましょう。
果実やハーブを使ったお酒やお茶にして健康を維持する伝統的治療法です。
カモミールは古代エジプト以前から既に薬用ハーブとして利用されていました。
カモミールには、「ジャーマンカモミール」の他に「ローマンカモミール」もあり、見た目も作用効能効果も類似していますが、ハーブとしてはジャーマンがよく使われています。
カモミールはハーブティーの定番としてよく飲まれています。
イライラしたり、興奮したり、緊張したときに、気持ちを鎮めリラックスさせてくれる鎮静効果の高いハーブです。
リンゴを思わせるとよく表現される優しい香りがあり、フルーティーで飲みやすいことも人気の理由でしょう。
レモンの香りがするハーブとは効果が多少異なり、リラックスして気持ちが穏やかになり、そのまま眠ってしまうというような効果をもたらしてくれるでしょう。
興奮してなかなか寝付けない夜には、カモミールティーを飲み、大きく一回深呼吸うしてからベッドに入ると良いでしょう。
抗炎症作用や鎮痙作用などもあり、鎮静以外にも様々な用途に使われています。
例えば、胃痛、胃潰瘍、胃痙攣などでは、食感に飲むカモミールハーブティーが胃の痛みを優しく鎮めてくれるでしょう。
また、消化不良や吐き気がするようなときにもカモミールハーブティーを飲んでみてください。
つわりの時にも胃を鎮めてくれます。
口や歯茎、のどの炎症の場合には、ハーブティーでマウスウォッシュかうがい、気管支の炎症の場合は蒸気吸入が効果的です。
蒸気吸入は、フェイシャルスチームの方法と同じですが、蒸気を口から吸い、のどを潤すようにして行います。
朝起きて目が腫れていたときには、タオルやコットンにカモミールハーブティーを浸して、目に入らないように注意しながら湿布すると良いでしょう。
カミツレは、リンゴのような香りで人気のハーブの一つです。
ジャーマンカモミールとして、ハーブティーや精油で流通しています。
精油は花からわずか0.3~1%しか抽出できないため高価なハーブです。
精油には、リラックス効果のほか、抗炎、駆風、発汗などの働きがあります。
似たような効能があるハーブにローマカミツレが挙げられますが、効能の強さはジャーマンカモミールの方が、やや勝ります。
乾燥カミツレ茶さじ1杯にカップ1杯の水で煎じて温かいうちに飲みます。生の花も同様にして飲みます。1日3回飲用します。
乾燥した花を木綿の袋に入れたものを、沸した湯に入れて入浴すると、神経や筋肉の疲労をとり、肌がつやつやしますので、心身をリラックスさせるのに良い入浴剤です。
花を5~10個(小さじ2枚)、牛乳200~300mlと一緒に弱火で温めます。
牛乳には、イライラした気持ちを安心させ、疲労回復を回復する効果があります。
疲れがひどく不安感などで眠れない夜に、カミツレとの相乗効果で安眠を期待することができます。
紅茶やハチミツを足せば飲みやすくなります。
稀だが花によるアレルギー性の皮膚反応があります。