なすの効果的な調理法と選び方
ナスの効果的な調理方法
ナスの豊富な色素ナスニンを摂るためには、皮ごと調理することが大切です。
煮物にする場合は、油でサッと揚げておくと色素成分が溶けず、色鮮やかになります。
ナスニンには、鉄と反応して発色する性質もありますのでぬか漬けの場合、ぬか床に釘を入れておくと良いでしょう。
なお、ナスにはアクがあり、切っておくと切り口が褐色になりますが、その正体はミネラルの一種なので、水にさらして流してしまうより、そのまま食べるようにすると良いでしょう。(他の野菜と炊き合わせる場合などは別)。
それ自身に栄養素の少ないナスは、他の緑黄色野菜とともに炒め物にすることで、ビタミンやミネラルをしっかり補うことができ、バランスガ良くなります。
ナスは、油をしっかり吸収するので、使用する油は良質の植物油を選ぶのがポイントです。
簡単レシピ「茶せんナス」
使うのは小ぶりなナスで、皮の上からすじに沿って縦の切れ目を入れます。
実を回しながら、ヘタを切らず、実の先っぽまで6~7ヵ所ほど包丁を入れて、下ごしらえは終わりです。
そのまま油でカラリと揚げると実の先端が開いて、ちょうど茶せんのようになります。
おろししょうがを薬味に食べれば、アントシアニンと同様、ポリフェノールの一種であるショウガオールとの相乗効果で、抗酸化の働きが一層強まります。
なすの選び方
ナスを購入する際は、皮につやがあり、形はすんなりと大きさのわりに重いものを選びましょう。
ヘタの切り口がみずみずしく、トゲがチクチクと痛いくらいのものが新鮮です。