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紅花
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ベニバナはエジプトが原産で、1年から2年の年越し草、日本には奈良時代に渡来しました。
真っ赤な色素で日本の文化には欠かせない植物です。
主に染料や切り花として利用されていました。
収穫した花は、水に浸して乾燥すると赤く変色します。
サフランと似ていて効能や血圧を下げるなどが類似しています。
体を温め、滞った血を流すため、筋肉のコリや関節痛を緩和します。
他にも冷え性、神経痛などの緩和にも有効です。
更年期障害や月経前の不安定な気持ちを落ち着かせるなど、婦人病に効くとされますが、子宮に影響するので妊娠中や月経の調子が良くない人は、摂取しないようにしましょう。
血液検査で表記される「HDLコレステロール」いわゆる善玉コレステロールは、生活習慣病の動脈硬化などを防ぐコレステロールのことです。
逆に悪玉コレステロールは、「LDLコレステロール」と呼ばれ、動脈硬化を促進させます。
ベニバナの色素は、血流の改善作用を持ち、これにより肝臓の働きが活発になるため、体内で酸化したものを分解されます。
HDLコレステロールを増やす働きをしますが、取り過ぎは逆効果です。
クチナシやサフランと同様、料理の色付けに利用します。
薬膳茶にする場合は、ひとつまみを煎じて服用します。
ご飯と一緒に炊くだけで黄色く色付けされたご飯が出来上がります。
3合の白米に対して、大さじ1杯入れて炊きます。
サフランは高価なスパイスなので、効能が似ているベニバナを代用するのも良いでしょう。
鶏肉や干しシイタケを混ぜて炊き込みご飯にしても美味しく食べられます。