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ハハコグサ
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ハハコグサとは、春の七草の一つ(ゴギョウ)で、原野、路傍に自生する多年生草本です。
基部で枝を分かって直立し、葉は柄がなく互生(葉が互い違いに出る)します。
全株に白色の軟毛を密生し、春から夏にかけて茎頂に小さな黄色の花をたくさんつけます。
古くは桃の節句の草もちに利用したために、「ネバリモチ」「モチバナ」などの方言が残っています。
鎮咳・去痰剤として百日ぜき、気管支炎、急性腎炎に1日5~15gを600mlの水で、約30分、約半量になるまで煎じて3回に分けて空腹時に服用。
また、扁桃炎には、煎じ液でうがいをする。
たむし、しらくもなどの皮膚疾患には、全草の黒焼きをゴマ油(塩、またはトウガラシを加えるとさらによい)で練って貼る。
打ち身で赤黒く腫れたり、痛むときに生葉をよくもんで患部に貼る。