蕗(ふき)・蕗の薹(ふきのとう) 生薬名:款冬花(かんとうか)

  • 薬効:鎮咳 解熱 去痰

蕗(ふき)は、山野に自生するほか、畑や庭先で栽培されます。
多年生草木で、細長い地下茎から葉を生じます。

葉は長い葉柄をもち、腎臓の形をし、裏面に綿毛を密生させます。

ふき

早春のまだ葉の出ないうちに、蕗の薹(ふきのとう)と呼ばれる大きい鱗状の苞(花や花序の基部につく葉)に包まれた花穂を出します。

これを食用、薬用にします。
また、花が咲き終わった時期に出た大型の葉も食用に利用します。

蕗(ふき)・蕗の薹(ふきのとう)の効能効果と利用法

乾燥させた蕗の薹(款冬花)

鎮咳 解熱 去痰剤としてかぜ、ぜん息、気管支炎、肺疾患、胸のつかえに、1日5~10gを600mlの水で、約30分、約半量になるまで煮詰めて3回に分けて空腹時に服用。

葉・茎・根

解毒剤として、魚の中毒にしぼり汁、または煎じ液を服用。

乾燥させた葉・茎・根

苦味健胃剤として、食欲不振などに効果がある。


蕗(ふき)・蕗の薹(ふきのとう)の食べ方

ふきのとう味噌

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