2013.04.07
カテゴリ:栄養素
レタスのラクッコピコリン睡眠効果
レタスの睡眠誘導作用
眠りをもたらすホルモン(眠り誘導ホルモン)の一つにメラトニンがあり、脳下垂体から分泌されたメラトニンは、睡眠中枢に作用します。
そこで、睡眠のための信号が全身に発せられ、筋肉は弛緩し、心臓の鼓動はゆるやかになって、人は眠くなります。
メラトニンは夜8時ぐらいに分泌されるようにプログラムされているのですが、ストレスなどでうまく分泌されないと、眠ることができなくなり、これが睡眠障害です。
レタスにはラクッコピコリンという物質が含まれていて、これがメラトニンと似た働きをすることがわかっています。
ラクッコピコリンには、あたかもメラトニンのように働き、即効性があるのが特徴で、口から入って消化吸収されて血液に乗り、脳の睡眠中枢に作用するまでに、30分もあれば十分なほどです。
ラクッコピコリンは、レタスの苦味成分で、口にすると、非常に苦く、葉より芯の白い部分に多く含まれていて、レタス100g中に約20mg含まれています。
レタスの大きさにもよりますが、芯の部分まで入れて約1/4個をとれば、睡眠を誘発する効果が得られます。
ラクッコピコリンは熱に強いので、加熱しても壊れませんが、煮込むと煮汁に溶け出しますので、芯を含めてスープにしたり、ジュースにして摂るようにすると良いでしょう。